映画「七つの会議」を観た。
2019年の日本映画。
監督は福澤克雄。
出演は野村萬斎、香川照之ほか。
原作は池井戸潤の同名の小説。
おなじみのサラリーマンのお話だ。
パワハラ、派閥、データ改ざん、
不正隠蔽、内部告発・・・。
もちろんお芝居だから誇張はある
けれど、大なり小なりどの会社で
も"あるある"なお話だ。
謎のグータラ社員が主人公。野村
萬斎の、いかにも怪しげな雰囲気
が面白い。
悪者の懲らしめ方は今一つ。溜飲
を下げるまでには至らない。でも
それは無理も無い。玉葱のように
剥いても剥いてもキリが無いのだ。
自浄作用が効かなければ。最後は
外部への告発しかないだろう。
封建的な会社組織だと揶揄される
日本だが、外部への告発が曲がり
なりにも機能するだけ健全と思う。
それすらも機能しない強権的な国
が世界には少なからずありそうだ
もの。