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聴刻堂日乗

大寒に湯の中で

先日の1月20日が大寒の初日。
2月3日の節分までの間、一年で最も寒さが厳しい。

暦通り、寒い日が続いている。
外から帰ると指先が痛いほど冷たい。

こんな日は熱い風呂がありがたい。
何はともあれ風呂を入れることにする。

沸かしたての風呂に入る。
二、三杯、かけ湯。
足先から湯に入れる。
くっ、と息が詰まる。
ゆっくり身体を湯に浸していく。
ゆっくり、ゆっくり首まで。
はあぁ・・・。

思わず息が漏れる。
手足の先がじんじんする。
なぜか目を閉じてしまう。
しばらくはじっと動けない。

やがて呪縛が解ける。
身体の力が抜けてゆく。
ゆるゆると溶けてゆく。
意識が湯気に霞んでゆく。

3~40分ほど経ったろうか。
顔や首に汗が滴り始め、意識が戻ってくる。
身体にも再び力が入れられるようになる。

実は、こんな時に何かを思いつくことが多い。
内容は時によって様々。
明日やるべきこと、来週の予定、一年の計。
何かが私に降りてくる。

こんなにありがたい風呂なんやけどな。
一つ困ったことがあるねん。
出た後に指がふやけてな。
スマホが認識しよらへんねん。
指のケガ、肌荒れに続いて、またスマホ・・・。

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