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聴刻堂日乗

映画「いつか笑いあえるなら」

映画「いつか笑いあえるなら」
を観た。

2024年のスウェーデン映画。
監督・脚本・主演が
ヨセフィーヌ・ボルネブーシェ。

高校生の娘は反抗期。幼い息子は
わがままで手もかかる。そして夫
は浮気して、離婚したいと言って
きた。キレそうになる母親。娘の
ダンス大会に合わせて、家族全員
で旅行することに・・・。

とにかく雰囲気最悪の家庭。特に
夫はダメ男。家事全般も、子供の
世話も、全て妻任せ。
ああ、耳が痛い。

それでも旅行中、話をする機会は
否が応でも増えてくる。はじめは
衝突ばかりでも、話をするうちに
お互いの考えも解ってくる。
話せば解る。話さないと解らない。

夫の態度も改まり、家族の関係も
いい感じ。これで家庭修復かと思
いきや。「もう手遅れなの」って
そんな・・・。

そうか。これもハッピー・エンド
と言えるかも。完全ではないけど。
誰にでも時間は限られる。"手遅れ"
にならないうちに、せいぜい良い
関係で過ごさなきゃ。

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