元ヤクザ 進藤龍也牧師について
日頃はご無沙汰の限りでいながら暮れも押し詰まって何事かと思われるのを承知の上で、是非
ともお聞きいただきたいと思い、したためました。
7月初めに「川口にジャンバルジャンの世界に出てくるような牧師がいる。しかも、39歳の元ヤクザ!」という新聞の小さな囲み記事を見たのが切っ掛けでした。
私が深く関わっているボランティア団体の明るい社会づくり運動埼玉県協議会では今年から開始する、年間5回の研鑽会を通期で学ぶ人材セミナー「さきたま明社塾」の最初の講師の人選に頭を悩ませている時でした。
7月の最終日曜日、早速幹部4人で日曜礼拝に行ってびっくり。最寄り駅の西川口まで牧師自ら運転して迎えに来てくれた。教会の斜め前の自宅に通され若干の打合せ。老朽アパートの6畳2間、台所付きが自宅。
礼拝時間は午前中ではなく、午後2時半から。理由は土曜の深夜まで働き詰めの人でも少しはゆっくり寝てから参加できるようにとのこと。教会というよりは集会所。しかも居抜きのスナックをそのまま使用。説教場所はカラオケステージ。40数名の人でビッシリ…、刑務所帰りで所持金を遣い果たして教会へ転がり込んで来た人、一見ヤクザとわかる人、鑑別所帰りの少年、癌で余命幾ばくもなく市川から友人に連れて来て貰った人、勿論普通の人も等々…。子ども連れの家族や夫婦も多い。冷房の効かぬ室内で団扇を扇ぎながら説教に聞き入る。
今日は初めての人が見えたからといって自己紹介。
「私にないもの:学歴・職歴・手の小指。あるのは、前科・刺青・薬物歴」と言って、笑わせる。
牧師が目下実践している刑務所伝道、出所者の更生支援活動の話は天台宗開祖・最澄の言う「一隅を照らす」「忘己利他」を正に実践している姿でもあり、法華経を生きていると賞した者もいた。まさしく実践に裏打ちされたキリストの教え、そのものを体現している姿だ!
10月31日のさきたま明社塾第1回研鑽会の講演は1時間半の独演会。ユーモアを交えて身振り手振り、迫力・説得力満点。35名の聴講者全員が話に引き込まれ真剣な眼差しで聞き入った。
ボランティア団体を支援する立正佼成会の教会長も3名出席。終わっての感想は、信仰と布教の原点を思い起こさせられた、全国200余名の教会長で、こんな説法できる者が今何人いるだろうか?! 佼成会の教会で説法されたら根こそぎ改宗されちゃうかも…等々。完全に脱帽であった。
私も今までに様々な講演を何十回となく聞いたが、進藤牧師の活動、生き方、心の在りようにこれほど感動し、且つ、この人のために自分は何ができるだろうかとの思いに駆られたのは初めてだった。年齢的には私が結婚した翌年の生まれで、子どものいない私には正に負うた子に教えられる思いであった。
牧師は言う。「人は無力ではない。微力だ。微力が多く集まれば物事を変えることができる」
牧師の言葉通り、自分1人の力は微々たるもの。
しかし折角、川口にこんな凄い人物がいるのなら、宗教だ何だを超えて皆んなで何とか応援できないものか?!
生い立ちからして、家庭教育、非行防止、薬物防止、人の生きかた、ボランティアとは何ぞや。学校、青年会議所、保護司会、倫理団体、ボランティア団体等…。講演実績は正に多種多様。切り口は何でも対応可能だ。
こうして稼いだ講師謝礼は牧師夫妻の質素な生活を支え、殆どは教会の運営、刑務所伝道、出所者の更生支援につぎ込まれる。足りなければ、時に日銭の入る建築現場で働き、弁当の宅配アルバイトもする、牧師夫人も時間がある時は時給950円のパートに出て足し前にすると言う。先週末から今週にかけては、出稼ぎに行って来ますと言って瀬戸内・岡山県の教会数箇所に伝道の旅に出ていた。
刑務所伝道、出所者の更生支援と言うと我々には無縁の重たい話に聞こえるが、決して無理強いせぬ、大きなジェスチャー、ユーモアのある優しい穏やかな話ぶりを実際に聞くと、聞いているこちらの心まで浄化され優しい気持ちになってしまう不思議な力がある。
関係している団体で講師に呼んで差し上げる謝礼は必ずや進藤牧師を励まし、正にボランティアの究極の形を日々実践している、その感動的な生き方そのものを支援することになる筈で、川口の各界各層の心ある有力な皆さんにお力添えいただけるなら、川口が進藤牧師を応援し更に大きく育て挙げる、そんな形になれるのではないかと願って筆を執ったものです。
興味のある方は私、或いは直接、進藤牧師に連絡いただければ幸いです。
◎進藤牧師 携帯:090-9332-1413
E-mail tsumitomo893@gmail.com
◆ブログ「進藤龍也牧師のヤクザな日記」で進藤牧師の活動の詳細、講演の動画がご覧になれます。
平成22年12月30日
永瀬昌宏 拝
日頃はご無沙汰の限りでいながら暮れも押し詰まって何事かと思われるのを承知の上で、是非
ともお聞きいただきたいと思い、したためました。
7月初めに「川口にジャンバルジャンの世界に出てくるような牧師がいる。しかも、39歳の元ヤクザ!」という新聞の小さな囲み記事を見たのが切っ掛けでした。
私が深く関わっているボランティア団体の明るい社会づくり運動埼玉県協議会では今年から開始する、年間5回の研鑽会を通期で学ぶ人材セミナー「さきたま明社塾」の最初の講師の人選に頭を悩ませている時でした。
7月の最終日曜日、早速幹部4人で日曜礼拝に行ってびっくり。最寄り駅の西川口まで牧師自ら運転して迎えに来てくれた。教会の斜め前の自宅に通され若干の打合せ。老朽アパートの6畳2間、台所付きが自宅。
礼拝時間は午前中ではなく、午後2時半から。理由は土曜の深夜まで働き詰めの人でも少しはゆっくり寝てから参加できるようにとのこと。教会というよりは集会所。しかも居抜きのスナックをそのまま使用。説教場所はカラオケステージ。40数名の人でビッシリ…、刑務所帰りで所持金を遣い果たして教会へ転がり込んで来た人、一見ヤクザとわかる人、鑑別所帰りの少年、癌で余命幾ばくもなく市川から友人に連れて来て貰った人、勿論普通の人も等々…。子ども連れの家族や夫婦も多い。冷房の効かぬ室内で団扇を扇ぎながら説教に聞き入る。
今日は初めての人が見えたからといって自己紹介。
「私にないもの:学歴・職歴・手の小指。あるのは、前科・刺青・薬物歴」と言って、笑わせる。
牧師が目下実践している刑務所伝道、出所者の更生支援活動の話は天台宗開祖・最澄の言う「一隅を照らす」「忘己利他」を正に実践している姿でもあり、法華経を生きていると賞した者もいた。まさしく実践に裏打ちされたキリストの教え、そのものを体現している姿だ!
10月31日のさきたま明社塾第1回研鑽会の講演は1時間半の独演会。ユーモアを交えて身振り手振り、迫力・説得力満点。35名の聴講者全員が話に引き込まれ真剣な眼差しで聞き入った。
ボランティア団体を支援する立正佼成会の教会長も3名出席。終わっての感想は、信仰と布教の原点を思い起こさせられた、全国200余名の教会長で、こんな説法できる者が今何人いるだろうか?! 佼成会の教会で説法されたら根こそぎ改宗されちゃうかも…等々。完全に脱帽であった。
私も今までに様々な講演を何十回となく聞いたが、進藤牧師の活動、生き方、心の在りようにこれほど感動し、且つ、この人のために自分は何ができるだろうかとの思いに駆られたのは初めてだった。年齢的には私が結婚した翌年の生まれで、子どものいない私には正に負うた子に教えられる思いであった。
牧師は言う。「人は無力ではない。微力だ。微力が多く集まれば物事を変えることができる」
牧師の言葉通り、自分1人の力は微々たるもの。
しかし折角、川口にこんな凄い人物がいるのなら、宗教だ何だを超えて皆んなで何とか応援できないものか?!
生い立ちからして、家庭教育、非行防止、薬物防止、人の生きかた、ボランティアとは何ぞや。学校、青年会議所、保護司会、倫理団体、ボランティア団体等…。講演実績は正に多種多様。切り口は何でも対応可能だ。
こうして稼いだ講師謝礼は牧師夫妻の質素な生活を支え、殆どは教会の運営、刑務所伝道、出所者の更生支援につぎ込まれる。足りなければ、時に日銭の入る建築現場で働き、弁当の宅配アルバイトもする、牧師夫人も時間がある時は時給950円のパートに出て足し前にすると言う。先週末から今週にかけては、出稼ぎに行って来ますと言って瀬戸内・岡山県の教会数箇所に伝道の旅に出ていた。
刑務所伝道、出所者の更生支援と言うと我々には無縁の重たい話に聞こえるが、決して無理強いせぬ、大きなジェスチャー、ユーモアのある優しい穏やかな話ぶりを実際に聞くと、聞いているこちらの心まで浄化され優しい気持ちになってしまう不思議な力がある。
関係している団体で講師に呼んで差し上げる謝礼は必ずや進藤牧師を励まし、正にボランティアの究極の形を日々実践している、その感動的な生き方そのものを支援することになる筈で、川口の各界各層の心ある有力な皆さんにお力添えいただけるなら、川口が進藤牧師を応援し更に大きく育て挙げる、そんな形になれるのではないかと願って筆を執ったものです。
興味のある方は私、或いは直接、進藤牧師に連絡いただければ幸いです。
◎進藤牧師 携帯:090-9332-1413
E-mail tsumitomo893@gmail.com
◆ブログ「進藤龍也牧師のヤクザな日記」で進藤牧師の活動の詳細、講演の動画がご覧になれます。
平成22年12月30日
永瀬昌宏 拝