上色見熊野座神社で異世界気分を味わったら、
次はちょっと昔へタイムスリップ、というわけではないのですが。
神社のすぐ近くのこちらへ。
『高森田楽保存会』さん。
今回一緒に行った友人母娘の希望でお邪魔することに。
秋晴れの行楽日和、予約をしておいてよかった♪
ちらほら待っておるお客様もいらっしゃいました。
築150年の古民家にとおされて、座席つくと、そこにはもう炭が起こされて
ふんわりと暖かい。
日本人のDANには、囲炉裏に座ると落ち着く、
と刷り込まれているのかしら?と思うくらい、落ち着きます。
「高森田楽コース」をオーダーしてみました。
コンニャクや豆腐、鶴の子芋(サトイモのことです)、ヤマメ。
甘めの田楽味噌を塗って焼けるまで、しばし待ちます。
(この味噌の良い香りが、なんともいえません・・・)
待っている間に供される”揚げたての生揚げ”。
味噌、醤油、生姜をお好みで。
これがまた絶品。
私は生姜醤油で食べるのが一番合うように感じました。
山菜たっぷりとだご汁とごはんはきび御飯。
この時点で結構おなかに溜まっています。
豆腐とこんにゃくは四面をよく焼き、ヤマメと鶴の子芋は二面をよく焼く。
よく焼いても、決して焦がさぬように・・これがおいしく食べるコツ。
きれいに焼けたら、各人わらわらと手を伸ばし、味わう田楽。
田楽の醍醐味はやはり、炉端でゆっくりと焼けていく様子を眺めながら
その匂いを楽しみ、そして味わう、ところでしょうか。
ちょっとカッコよく言えば、五感をフルに活用して楽しむ、という感じかな。
ゆっくりと時が流れていき、談笑する。
久しぶりのこの時間がたまらなく大切に思えます。
高森田楽保存会
阿蘇郡高森町上色見2639
℡0967-62-0234