いつものように、楽しい時間を二人で過ごしてた。
ふざけて笑い転げたり、キスしたり。
「こんなに好きになっちゃって、結婚相手見つけるの難しそうww」
みたいな事を笑って言ってた。
肩を抱き寄せてくれて、
「本当に、こんなにいい子なんだから本当に幸せになって欲しいって願うよ。」
・・・きっと普通の会話。いつもしている普通の会話。
その後キスしてたら、何故かふいに涙が溢れてきて、止まらなかった。
本当に号泣ってくらい泣いてしまった。
泣きながら、
「ごめん」、「気にしないで」、を繰り返し、なんとか笑いながら涙を止めようと必死だった。
でも、謝れば謝る程、笑おうとすればする程、涙は止まってくれなかった。
その間、山川さんはずっと肩を抱いてくれて、髪を撫でてくれて、涙をぬぐってくれていた。
キスされた時、そのキスがすごくすごく切ないキスで、また泣けてきた。
「そんな切ないキス、しないでよ。」
キスする度泣けてきて、でもキスをやめて欲しくなくて。
とうとう、
「結婚してる人なんて好きになるんじゃなかった」
って、しゃくりあげる程泣いてしまった。
その間もずっと髪を撫でてくれたり、抱きしめてくれたり、本当に優しかった。
何で泣いたのか、分からなかった。
一つ言えるのは、口では『早くいい人見つけて結婚しなきゃ、行き遅れる!あ、もう若干行き遅れてる!!』とか、笑いながら話してた。
山川さんは、『そうなって欲しい、って思う気持ちと、もう少し待って欲しいって気持ちと、複雑なんだよなあw』
とかいつも笑いあってた。『勝手ね~www』とか言いながら。
でも、この日はなんか無理だった。
どんなに好きになっても、どんなに一緒にいても、
「俺が幸せにしてあげる」
とは言われないんだ、って思えてきちゃって。
そんな事望んでないはずなのに。
求めてないはずなのに。
分かってたはずなのに。
これを書いている今も、なんだか胸がきゅんとなってきた。
別れた後、山川さんに再度泣いてしまったお詫びと、その日一緒にいてくれた感謝と、泣いた事は忘れて欲しい事をメールした。
山川さんは、
「今日の由美子の気持ちは、絶対忘れない。大事に心に取っておく。」
ってメール返信してくれた。
その後、
「着メロを元に戻すのが切ない」
とも。
※着メロは、この間ブログでご紹介した歌になってて、いきなり変えて怪しまれるとやばいよね、って事でお家にいる時は、他の着メロにしているのです。
こんなに好きで、1分でも2分でも声を聞くだけで顔が綻んでしまって、毎日電話で笑いあってる。
でも、私たちに紡ぐ未来はないんだ、って改めて思うとこんなに胸が痛く切なくなるもんなんだ、って思い知らされた。
本当に別れなきゃいけない時、私たちはどんな顔で、どんな言葉で最後に出来るんだろう。
もし別れなきゃいけないなら、綺麗になんかじゃなく、もう二度と逢いたくない、くらいじゃないとダメなのかもしれないな、なんて。
こんな切ない時こそ、電話したいんだよな、本当は・・・。
今日は、山川さんの夢が見られますように。
おやすみなさい。