リード:V12の3.0
マウスピース:バンドーレンBD5
リガチャー:通称ぐるぐる
バレル:クランポンプレステージ
本体:ヤマハのカスタムですらない方
ここ数年はこれだ。最も、エスクラを本格的に吹き始めた当初からマウスピースしか変わっていない。ちなみにマウスピースは、バンドーレンB40→ヴィルシャーの何か→BD5である。
このセッティングの肝は何と言ってもヤマンポン仕様だろう。ヤマハの持つ音程の安定感とクランポンの持つ深い音色は、このセッティングならではだと思う。試しにバレルをヤマハ純正に変えたら、仲間にすぐバレた。相当の効果だ。
本体に関しても値段の制約があったにせよ、試奏する限りではわざにカスタムにする必要性も感じなかった。それ即ち、高価な機種を使いがちな大人の部門において、日本一安いエスクラを吹いているのは間違いない。もしかしたら本体よりもバレルから上の方が高価かもしれない(総額なら、、、)。
もう一つ特筆すべきはマウスピース。私は常にB♭管とエスクラを交互に吹けるよう、両者の吹奏感が極力近くなるようにしてきた。B40やヴィルシャーも決して悪くはなかったが、BD5の息の入りと、何よりもピッチの安定感に感服した。同時にB♭管のマウスピースもBD4にしたのだが、このBDシリーズは仲間内ではピッチが下がるとすこぶる評判が良くなかった。しかし私はエスクラはもとより、怪しいB♭管もこれはもはやH管なのでは?という程ハイピッチだったので、ピッチの下がるマウスピースは大変有り難かったのだ。お陰でバレルも今やほとんど抜くことなく、楽器本来のバランスで吹けるのでこの上なしの結果となったのだ。