ドラ一族

シェットランドシープドッグ専門ブリーダーCLUBFIELDの仔犬の成長記録、出産情報とお犬様の世話係どら母の日記。

あの日 2

2008-02-15 11:45:36 | 日記・エッセイ・コラム

このお話しは2006.12.17日から始まる

次男が運ばれた救急病院から電話が来たのが8時30分

エランと走るのは、10時過ぎ 

夫が言った「もう意識が無いのなら、今やるべき事をやれ」

病院へは夫が行き私はエランと走った 結果、勝てなかった

昼ころ会場へ私を迎えに来た夫 無表情すぎる

「買いたい物とかあったら、ゆっくり好きなもの見て来いよ」と夫

「早く病院へ行こう」という私をよそに

夫はしみじみビッグサイトを見渡し「楽しかったな、ショー」と呟いた

次男の元へ行って、夫が言った「楽しかった...」の意味を理解した

意識が戻っても一生泣き叫び暴れる脳障害

私達夫婦が24時間この先一生介護していくのだ

 もう、2度と私達はショーの世界へ戻る事は無い

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   あの日 3

医師の説明が知らない国の言葉のように流れていた

「最悪の場合」この言葉しか頭に残らなかった

肺からの出血、気管のチューブ中の血、

頭は、ペットシーツのようなものにのってた

機械で動かされている肺は、規則正しく呼吸していた

医師のお話しが終わると直ぐ「帰ります」と私

「どーして帰るんです?ふつー帰りたくないと言うシーンでしょ」と医師

「お葬式の準備があるから」と私、

家に帰って夫と私と長男で今後の対策会議

「次男、きょうまで好き勝手贅沢三昧で太く短くの人生だったね」

家族3人、次男の話題で盛り上がっていたら

 そのとき、

テレビの音量が上がったり下がったり

次男の部屋の灯りが点滅~

「来たー」「南無阿弥陀仏ー、成仏してー」と家族大パニック

この日から家族は、眠ると不思議な夢の中をさ迷うようになる


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