ボートから降りた私は
岸から竿を振っていた
そう
どうしても釣りたくて
ボートから降りてから
前日マリコ姉さんがバラした場所へ
向かっていたのだ
現場には先行者がいた
話を伺うと
私が到着した一時間程前に
一本あがったらしい
「やっぱりコッチだったか…」
やはり
隣の庭は綺麗に見えるもんだ
襲ってきていた睡魔も消え
一心不乱に私も竿を振った
しかし
何も起きない
まぁ そんなに甘くない
1時間程経過した頃
人影が私に近づいてきた
「あ!船長!」
この場所が調子が良い事を話をしていた為
船長も気になって見にきたらしい
私が竿を振ってる横で
竿も持たない船長は座っていた
30分程経過した頃だろうか
船長が驚きの発言をした
「乃村さん もう一回でます?」
え!?
まじか!?
船長!
「僕は全然OKですけど、船長大丈夫なんすか?」
「せっかく来たんですし、こんなに頑張ってる どうしても釣って欲しくなったんです」
せ
せ
せ
船長~~~~~~~~~~~!
船長の粋な計らいで
再び出船する事となった
ポイントに到着
先程までとは違い
上げ潮になっている
なんとなく
下げ潮の時より生命感もある
期待を込めた
第一投
…
…
ヌゥ~
!!!!!!
チェイスだ!!!!!
が!
残念ながらUターン
しかし
先程まで一回も無かった生命反応
期待と興奮で
手足が震えてきた
緊張し過ぎて
ルアーもマンメイドにぶつけてしまう始末
「落ちつけ!落ちつけ!」
そう自分に言い聞かせながら
投げた
数投目
ゴンッ
正直
その後の事は
あまり記憶にない
ただひたすら
「頼む!頼む!頼む!頼む!」
と、叫んでいた事は覚えている
ロッドから
テンションが無くなった瞬間
自然に涙が流れていた
人によっては
「魚ごときに何泣いてんの?」
とか
「アカメなんか簡単に釣れるのに!」
とか思われそうだが
ほっといてくれ
自分にとって
アカメ
という存在は
本当に大きな物だった
夢でもあり 憧れでもあった
深紅の瞳をもつ魚
ありがとう
やっと
会えたね
岸から竿を振っていた
そう
どうしても釣りたくて
ボートから降りてから
前日マリコ姉さんがバラした場所へ
向かっていたのだ
現場には先行者がいた
話を伺うと
私が到着した一時間程前に
一本あがったらしい
「やっぱりコッチだったか…」
やはり
隣の庭は綺麗に見えるもんだ
襲ってきていた睡魔も消え
一心不乱に私も竿を振った
しかし
何も起きない
まぁ そんなに甘くない
1時間程経過した頃
人影が私に近づいてきた
「あ!船長!」
この場所が調子が良い事を話をしていた為
船長も気になって見にきたらしい
私が竿を振ってる横で
竿も持たない船長は座っていた
30分程経過した頃だろうか
船長が驚きの発言をした
「乃村さん もう一回でます?」
え!?
まじか!?
船長!
「僕は全然OKですけど、船長大丈夫なんすか?」
「せっかく来たんですし、こんなに頑張ってる どうしても釣って欲しくなったんです」
せ
せ
せ
船長~~~~~~~~~~~!
船長の粋な計らいで
再び出船する事となった
ポイントに到着
先程までとは違い
上げ潮になっている
なんとなく
下げ潮の時より生命感もある
期待を込めた
第一投
…
…
ヌゥ~
!!!!!!
チェイスだ!!!!!
が!
残念ながらUターン
しかし
先程まで一回も無かった生命反応
期待と興奮で
手足が震えてきた
緊張し過ぎて
ルアーもマンメイドにぶつけてしまう始末
「落ちつけ!落ちつけ!」
そう自分に言い聞かせながら
投げた
数投目
ゴンッ
正直
その後の事は
あまり記憶にない
ただひたすら
「頼む!頼む!頼む!頼む!」
と、叫んでいた事は覚えている
ロッドから
テンションが無くなった瞬間
自然に涙が流れていた
人によっては
「魚ごときに何泣いてんの?」
とか
「アカメなんか簡単に釣れるのに!」
とか思われそうだが
ほっといてくれ
自分にとって
アカメ
という存在は
本当に大きな物だった
夢でもあり 憧れでもあった
深紅の瞳をもつ魚
ありがとう
やっと
会えたね