Fishing-gate 乃村弘栄の日記

 琵琶湖 ミックバスクラブ内 レンタルボート 「フィッシングゲート」乃村の日記です

南米 ガイアナ釣行 その4

2019-02-07 08:28:39 | 海外釣行
南米 ガイアナ釣行 その4

想像以上に快適なガイアナ釣行 しかし、この日を境に状況が一変する



快適なベッドで目が覚め、ホットコーヒー付きのモーニングを食べながら朝日を浴びる

快適だ
 
快適すぎる…



日本では味わえないような刺激を求めて南米にやってきた私にとって、この快適すぎる環境に少し不満をもっていた

そこで今回の釣行を手配してくれたトランスセンデンスの片山さんに

「キャンプでもしてみませんか?」と、提案してみる

「そうですね!1回ぐらいはキャンプしましょう!」と快諾を得る

現地ガイドさんも承諾してくれたみたいでこの日はキャンプの用意をしての出船



ちなみに前日にアラパイマを釣りあげた片岡さんはお留守番をする事に

ただ、メンバーの中には[アラパイマは釣りたいが、できればキャンプはしたくない]という者もいたので
〝アラパイマ釣れた人は帰ってくる〟という意見でまとまった

片岡さんに「最悪帰ってこないかもしれないけど今日1日我慢して下さい」と伝え、この日もアラパイマ狙いに向かった



ちなみに片岡さんのトレードマークはテ〇ガの帽子w



この日の相方は

「職業は?」と聞くと必ず「男優です!」と答える強面のケンさん

マジで強面なんでカ〇ギの人間にはとても見えませんw(本当はめっちゃ優しい)



ケンさんと一緒に餌となる魚を釣りながらアラパイマポイントに向かいます

この日はキャンプの為、私達の食糧分も確保しなければいけないのでバンバン釣っていきます



とあるポイントで私のルアーにオチパクでHIT

アロワナだ!

日本でも観賞用に人気の高いアロワナ

めっちゃ嬉しい♪

ケンさんもアロワナがどうしても釣りたいらしく、この後「アロワナ!アロワナ!」ってマジでうるさいw

「アロワナ!アロワナ!」と、うるさいケンさんの為にガイドのマークもアロワナを必死に探してくれる



しかし私に特大のアロワナ♪

あ~感無量です♪



ここでとある岩場に上陸

基本的に船から魚を狙うんですが、時々上陸して岸からも狙います

割とお腹が弱い私

こういう時に〇〇〇を行います



するとこの場所に別艇も上陸してきます

ん?



なんという事でしょう!


さっき私が〇〇〇していた場所が今夜のキャンプ地に!



なんか ごめんなさい…




釣っておいた魚達を餌と食糧にする為にバラバラにします



バラバラにされたアロワナ

熱帯魚好きな方にとっては不快に感じるかもしれませんが、生きる為の事なんでご了承ください

あ~ アロワナの味が楽しみだ♪



夕飯の下ごしらえと餌の準備ができたのでアラパイマを狙いに行きます

ラーゴに侵入していくとこの日も優雅に泳ぐアラパイマの姿が



しかしこの日も反応してくれない…



途中

ケン!フィッシュオン!

しましたが、残念ながらタイガーショベルノーズ



辺りも暗くなり始めましたがマークは帰りません

真っ暗闇の中でのアラパイマ狙い

私達には何も見えませんがマークには見えているんでしょう



時折聞こえるアラパイマの呼吸音

音を頼りにキャストを続けるが

夜になってもアラパイマは反応してくれません

だいぶ夜も更けてきたので帰る事に



途中マークが「タライロン探そうぜ!」と、言いだす

夜になると浅場にタライロンが寄ってくるそうだ

ライト片手にタライロンを探す






するとマークが突然焦りだす

「ボート!ボート!」


見ると係留していたボートが流されている

幸いまだ見える範囲にボートがあったので私は爆笑していた

しかしマークは焦っている

ん?まさかマーク泳げないのか?それともワニが怖いのか?

かなり焦るマーク






幸い浅瀬にボートが乗り上げた 

ボートの救出の為にマークは山の中に入っていった




岩場に残された私とケンさん

所持品はライトのみ


(ここでもしマークがジャガーやワニに襲われたらいったいどうなるんだ?)



実際にワニは沢山目視できるし



ジャガーの足跡も沢山ある

電波もないので助けも呼べない 最悪朝まで岩場でケンさんと過ごさなければいけない 食料も無ければ水もない しかも翌日別艇が助けにくる保障なんかない

冷静に考えるとヤバい状況

これだ!こういうのを待ってたんだ!

しかしマークは無事にボートを救出して帰ってきた



深夜キャンプ地に無事帰還

別艇の皆はすでに寝ていた

全員揃ってるって事は別艇でもアラパイマは釣れなかったんだろう

連絡がとれない状況では帰りが遅くなっても(あいつらまだ釣りしてんだな~)ぐらいにしか思われないんだろう

電波が無いって本当に不便なんだな



お腹もすいてたんで夕食

皆の食べ残しの焼き魚を食べる(ピーコック)

おい!俺のアロワナどこいった!



暗闇の中ライトの明かりだけでケンさんと

「無事で良かったですね!」
と、常温のビールで乾杯



酔いも回ってきたきた所で就寝

初めてハンモックで寝てみた

その辺の木に括り付けただけのハンモックだが意外と快適だ



(片岡さん一人で何してるのかな?)

そんな事を20秒だけ考えてから眠りについた



続く

南米 ガイアナ釣行 その3

2019-02-06 09:31:41 | 海外釣行
南米 ガイアナ釣行 その3

快適なベッドで目が覚める

部屋から出ると目の前には釣り場が広がる

最高の気分の目覚めだ



この日は朝から釣り

この日のターゲットは〝ピラルクー〟現地では〝アラパイマ〟と呼ばれる

今回の私にとっての大本命のターゲット

幼い頃に存在を知り、ずっと憧れていた魚

古代から姿を変えず生きていて 私にとっては神のような存在の魚

ただ食味も非常に美味であるらしく、乱獲により南でも数が激減 現在では野生のピラルクーを見る事は非常に稀らしい

しかし、ここガイアナには未だ沢山のピラルクーが存在してるらしく

初の南米の地をガイアナにしたのは、この〝ピラルクー〟を狙える事が決め手となった



いよいよ神と対峙する時がやってきた

アラパイマ(ピラルクー)のポイントに入れるのは1日に2隻まで 二人一組でボートに乗り込んでいく

片山さん&仁君のトランスセンデンスチームはルアーフィッシングへ 私はもちろんアラパイマ狙い

相方は大物釣り師の〝福岡さん〟



ガイドを務めてくれたのは〝マーク〟

1日毎に船をローテーションしていく予定だったが、結果的に私は終始マークの船に乗っていた

この〝マーク〟が私に様々な刺激を与えてくれる事をこの時の私はまだ知らない



出船

アラパイマのポイントまではロッジから船で1時間以上走った上流にある

期待と不安でドキがムネムネです



アラパイマポイントに向かいながら途中途中でルアーフィッシングを行います

人生初の〝ピラニア〟が釣れた

初のピラニアに興奮気味だったが、ピラニアが釣れるとマークは少し緊張感をだす

某映画の影響で〝ピラニアは人を襲う〟イメージがあるが水中でピラニアが人を襲う事はまずないだろう

ただ、鋭い歯は本気でヤバいらしく一瞬で骨をも砕くみたい それは陸上にあげてからでもだ

実際に現地の方にもピラニアに噛まれて指が無くなってる方がいた



今回の釣行でもトラセンチームの片山さんが15センチ程の小さなピラニアを写真撮影している時に一瞬歯が手に当たっただけで負傷していた

ピラニアの扱いは慎重にお願いします



さてさて

ドンドン魚を釣っていきます



福岡さんにピーコックバス♪



私にもピーコックバス♪



福岡さんに〝ビックーダ〟

この釣り場でのアラパイマ狙いは基本的に餌釣り

ルアーフィッシングはアラパイマ釣りに必要な餌を確保する為に行ってるのですが

これが本当に面白い♪

次から次へと魚がHITします



その場でバラバラにされる魚達

ある程度餌を確保したら、いよいよアラパイマを狙いに行きます



アラパイマは本流ではなくラーゴと呼ばれる止水域で狙います



超サイレントモードでポイントに侵入していくと




そこには神がいた





ボフーーーーン と、時折呼吸をしに水面を割るアラパイマの姿が見える

初めて遭遇する野生のアラパイマ

脳内麻薬全開

緊張で胸が張り裂けそう




足ガクブルになりながらもアラパイマに向かって餌を投げるが反応しない

少し餌を放置するとアラパイマが餌を発見するより先にピラニアが全て食べつくしてしまう

神を守る鉄壁のDF陣だな



何度も何度もアラパイマに餌を投げ込むが反応しない…

同船していた福岡さんの竿にHITするが

残念ながら〝タイガーショベルノーズ〟という鯰

冷静になればかなり興奮する魚だが、この時はアラパイマ狙いなので外道

あくまでも大物釣り師な福岡さん

正直南米の魚には詳しくないみたいで

「これアラパイマですか?」と

すいません 違いますw




夕刻まで粘ったが残念ながらアラパイマはHITせず…

ロッジに戻る事に



快適なロッジで皆で夕食

この日の釣り談義に花がさきます

こんな時間が幸せだ



アラパイマ狙いの別艇では1匹釣れたみたい

釣ったのは片岡さん

まじで羨ましい



ドヤ感たっぷりの片岡さん



この後一人ぼっちになる事を片岡さんはまだ知らない

続く

南米 ガイアナ釣行 その2

2019-02-05 14:37:10 | 海外釣行
南米 ガイアナ釣行 その2

ガイアナの首都ジョージタウンで今回の釣行メンバーが全員揃い

いよいよ釣り場へ向かいます



今回の釣行で私は3つの不安を抱えていた

第3位は〝トイレ〟私はすぐお腹痛くなるんでどこにいってもトイレ問題は深刻です(オムツ履いてクリア♪)

第2位は〝虫〟南米ってきっとヤバい虫沢山居るんだろうなっていう恐怖心(虫除けを死ぬ程持参してクリア♪)

そして第1位は〝セスナ〟

ボート屋営んでるくせに私は乗り物大嫌い

ジェットコースターなんか絶対乗れません

元々飛行機ですら嫌なのにセスナとか本気で嫌や

しかし、セスナ乗らないと釣り場にたどり着かないんで勇気を振り絞ります



ちょw 言い方失礼かもしれませんが 小さくねぇ? なんか古くねぇ

本気で足がガクブルです



セスナに搭乗



[最初から最後まで目を開けない]戦法で対策ですw



空からみたジャングル

綺麗です

綺麗ですが私は見てませんw



約1時間のフライトで釣り場の近くへ到着です

私にとって今回の最大の難所が終了です

怖かったな…



そこから船に乗り込み釣り場まで向かいます

激流や激シャローなんかの(おいおい大丈夫か?)と思う場所を走っていきます まじでアトラクション

この時は(危ないけどガイドさんは慣れてるだろうから大丈夫だろう)と楽しんでおりました



約1時間程船で走り今回のベースとなるロッジに到着です



[ピライーバ ロッジ]

ここの釣り場は〝ピライーバ〟という最大3mにもなる巨大ナマズが生息しております

世界各国からピライーバを釣る為に沢山のナマズジャンキーが集まります

もちろん俺も釣りたい!!!



到着するとウェルカムドリンクならぬ〝ウェルカムエッグ〟が出てきた



味の方は正直…

陸にも水辺にも見た事ない亀が沢山生息してるみたいです



ロッジの食事場

想像していたりより遥かに綺麗で快適



ロッジの寝室

想像していたより遥かに綺麗で快適

水しか出ないがシャワーもあるし電気もある



なんだか少し残念な気持ちになる

(もっと冒険感が欲しかったな)

後々このロッジが非常に恋しくなるとはこの時は思ってもいなかった



荷物を置いてから短時間だけ釣りに行く事に

片山さん&仁君のトランスセンデンスチームに混ぜてもらう

速攻で釣れる〝ピーコックバス〟



何種類もいるピーコックバス

ここのフィールドは〝バタフライ〟と呼ばれるあまり大きくならない種族がメインの釣り場

それでも充分デカイ



私にもピーコックバス

人生初のピーコックバス

アジアやハワイなんかにも半ネイティブが生息するが[人生初のピーコックバスは南米で]と、決めていた

豪快にトップウォーターに襲いかかるピーコックバス

あ~ また一つ夢が叶った♪



日も暮れロッジに戻り夕食へ

食事は専属のスタッフが作ってくれる

(南米行ったら凄い物ばっかり食べるんだろうな)とか想像してたのに

ポテトとかカレーとかオムレツとか

普通に美味しい物ばかり

(美味しいだけど何かもの足りないな~)と、この時は思っていた



刺激が足りなかったので夜釣りをしに行く

昼間に釣った魚をバラバラにして

切り身を針に付けてぶっこむ



満天の星空の下 浜に寝ころびながらアタリを待つが何も起きなかった

それでも〝セスナ〟という最難関を突破して、夢の地で釣りが出来ている事が幸せだった

ただ、何かがもの足りない

近くではワニがこちらを見つめている

(どうせだったらワニとか襲ってこないかな~)

よからぬ事を考えながら快適なベッドに戻り眠りについた


続く

南米 ガイアナ釣行 その1

2019-02-04 14:18:08 | 海外釣行
幼い頃から夢見ていた地〝南米〟に行ってまいりました

向かったのは〝ガイアナ共和国〟という国 

ほとんどの方が名前を聞いた事もない国名だろう

某テレビ番組で[日本人が99%行かない国]と紹介された事もある

そんなガイアナですが、私のような色んな魚種に興味がある釣り人にはパラダイスらしい

存在を知ってから数年、行きたくてモンモンとした日々を過ごしていたのだが、ようやく行くチャンスがやってきたのだ



一人で現地に向かうのは寂しいんで、出発は仲間と共に羽田空港にした

前乗りして関東に到着したのだが、私の出発の門出という事で兵庫に住む通称〝兄さん〟とフィッシングゲート元スタッフのミドリが食事に誘ってくれた(兄さんわざわざ関東に来てくれたw)



「俺はこんなデカイ魚を釣ってくる」と説明する私

釣行に対して期待と興奮はもちろん沢山あったが、初めて向かう南米という土地「死んだらどうしよう…」とか多少のチキン野郎の気持ちがあったのでw気の知れる仲間達とのこんな時間が少し気持ちが落ち着いた



翌日

いよいよ出国である



ここで今回の釣行の手配をしてくれたトランスセンデンスの片山さん&トランスセンデンススタッフの仁君と合流

仁君はなんと20歳

大学生なのだが釣りがしたくて現在休学中なんだってw

いいんじゃない♪人生は一回きり やれる時にやれる事はやったほうがいい

その若さでこの行動力は尊敬するよ♪



まずは羽田空港を出発して約12時間のフライトで〝カナダ〟

初めてのカナダでしたが

トランジットの関係で全くカナダ感を感じる事なく次のフライトへw



お次は〝アメリカ〟

ニューヨーク着

初めてのアメリカ

せっかくだから自由の女神とか見たかったけど、こちらもトランジットの関係で全くニューヨーク感を感じる事できずw



到着したラガーディア空港から同じニューヨークのJFK空港へ移動(なんだか忙しいw)

ちなみに到着した時のニューヨークの気温は-10℃

南米行くからって薄着だったのでマジで寒いw



寒さに耐えながらJFK空港に到着

ここから約5時間のフライトで南米ガイアナです

合計20時間程のフライトだったが、寝たり 飯食ったり 機内放送観たりしてたら意外と苦に感じなかった

ちなみにニューヨークからガイアナのカリビアン航空は機内放送がなかったので(ニューヨークまでのエア カナダは機内放送あった)オフラインでも観れる動画をダウンロードしておいて観ていた なんだかんだ何もしないのは苦なんで時間潰しを用意しといて良かったなと感じた



そして

ついにガイアナ到着♪

日本との時差13時間



南米の王者〝ジャガー〟の置物がお出迎え

この〝ジャガー〟の存在が後々厄介になる



空港からガイアナの首都〝ジョージタウン〟へ移動

ここで今回の釣行メンバーが全員揃う

・先に一緒に居たトランスセンデンスの片山さん&仁君

・「職業は?」と聞くと必ず「男優です」と答える強面のケンさん

・300キロオーバーのマグロも釣った事がある大物釣り師の福岡さん

・後々一人ぼっちになる片岡さん


そして私の6人

初めましての方々ばかりのメンバー
 
こういうのも何だか新鮮でいい感じです♪



時系列おかしくなりますが最終日は少しだけ観光もしました

[南米一治安が悪い国]とか言われる事もあるガイアナ共和国

ただ、3年程前に訪れた事のある片山さん曰くはだいぶ発展しているらしい

実際に私も想像していたよりずっと都会に感じた

ただ日本に比べれば治安はすこぶる悪いのは間違いない

犯罪は日常茶飯事みたいだし、店のセキュリティーはマシンガンを普通に持っている

怖すぎるだろw



怪しい所には行かないって約束で街を散策

体が小さい人から狙われるって事で身長の低い仁君を守りながら歩くw



ドキドキしながらもチャケル俺w



ドキドキしながらも生き物を探すトラセンチームw



「危ないよ!」って言われてるに何故か単身髪を切りにいった片岡さんw





五感で感じるもの全てが初体験

始まったばかりなのに既に気分は最高潮だ


続く