
10月21に当ブログに掲載した国内メディアが報じない一大事が福島に迫る中でのオリンピック招致に苦言にあるように、アメリカの歴史家で反核の戦略家、活動家でもあるハーヴェイ・ワッサーマン(Harvey Wasserman)氏は9月20日付のグローバルリサーチに、福島第一原発4号機の深刻な状況を深く憂慮した記事を掲載し、国連とオバマ大統領に世界的科学者・技術者を動員するよう嘆願書を送りました。ワッサーマン氏はこの中で、東電が60日以内に、地震で崩落のおそれがある4号機の燃料プールから1,300本以上の使用済み燃料棒を取り出す作業を開始すること、ジルコニウム合金で被膜された使用済み燃料棒は、空気に触れると発火して恐ろしい量の放射線が放出される恐れがあるので、100%完璧に行う必要があるが、東電にも日本政府にも安全に燃料棒取出しを完結させる実力がないことは確かだと述べています。NHK EテレのサイエンスZERO「難関!使用済み燃料 取り出しに挑む」で、いよいよ始まるその作業が取り上げられます。
初回放送:11月3日(日)23:30-00:00
再放送:11月9日(土)12:30-13:00
以下は番組HPからの概要です。
福島第一原発の廃炉に向けた第1関門となる「4号機燃料プールからの使用済み燃料取り出し」がいよいよ始まる。万一破損すれば大量の放射性物質を放出する危険がある使用済み燃料。ところがそれを収めた燃料プール内には、爆発で生じた大量のがれきが飛散していた! 金属やコンクリート片など、500種類にものぼるがれきを、特製の器具で一つ一つ拾い上げるという難作業に挑む技術者たち。その知られざる最前線に完全密着する。
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