風のいろは 何いろ?

緑を渡る時、空を吹き巡る時、風は何色なのだろう?
風には色はないけれど、私には………。

創世記 39章~50章 (終章)

2003-08-03 | 日記(旧サイト~移行分:未分類)
 エジプトに奴隷として売られたヨセフですが、ヨセフはいつも神様に祝福されていたので、主人の信頼を全面的に受けるほどの仕事をしました。やがて、エジプト王の夢の解き明かしを通し、豊作の後の大飢饉時代を エジプト国民が乗り切れる方策を示し、王より、国で二番目の位である 総理大臣に任命されました。

 エジプトのみならず、ヨセフの故郷、カナンの地も飢饉に見舞われました。ヨセフの兄弟たちは、エジプトに食料を買いに来ました。ヨセフはすぐ兄たちだとわかり、なつかしさで胸が張り裂けそうでしたが、すぐには自分の素性を明かしませんでした。一方兄たちには、この高い地位の人が、かつて自分たちがひどい事をして陥れた弟だとは、全く気づきません。・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・やがてヨセフは、たまらなくなって、兄たちに素性を明かします。(男泣きに泣きながら!)
 結局家族のものすべてが、エジプトで暮らすことになりました。ヨセフは、やっと父ヤコブ(=イスラエル)と再会できました。ヤコブは、エジプトの地でなくなりましたが、遺言により、カナンに遺体が運ばれ、葬られました。
 父親が亡くなったので、兄たちはヨセフから仕返しをさせるのではと恐れました。しかしそういう兄たちの気持ちを知ったヨセフの答えは、(私にとって)驚くべきものでした。

「・・・・・・・・・私だって神様じゃないんだから、裁くの罰するのと大それたことなんかできません。あの時はひどい事をするもんだと思いましたが、そのおかげで、家族みんなが助かりました。
<font color=red>悪意から出たことでも、神様はちゃんと良いことに役立てられるんです。私のような者が今日あるのは、神様の深いお考えが
あってのことだったのです。</font>・・・・・・・・・」

 ヨセフもやがて死を迎えます。110歳の時でした。彼は兄弟たちに遺言しました。
「イスラエル人は、必ず、カナンの地に帰れます。そのときは、私の遺体も必ず運びかえってください。」
こうしてヨセフは、エジプトに葬られました。
コメント    この記事についてブログを書く
« <font color=SEAGREEN>水俣市 | トップ | 美しい季節 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記(旧サイト~移行分:未分類)」カテゴリの最新記事