風のいろは 何いろ?

緑を渡る時、空を吹き巡る時、風は何色なのだろう?
風には色はないけれど、私には………。

今日は敬老の日で 父の命日

2003-09-15 | 日記(旧サイト~移行分:未分類)
昨夜寝るとき、すっかり祝日を忘れ、普通に目覚ましをかけてしまった。目覚ましに起こされるより早めに起きたが、他の方の掲示板を読むまで、休日であることを思い出さなかった。あちゃー。でも、得した気分。

今日は大好きだった父が亡くなった日。
夜中、待合室の長いすに寝具を持ち込み、一晩すごした。ICUで父に面会してから、家に戻り、寝た。朝7時。
二時間後、病院から電話があり、危篤だと。これから長丁場を覚悟していた矢先で、拍子抜け。父に…ごめんね、ごめんね って、何度も謝った。十分に看病しなかった自分を責めた。(自分の方がかわいかったから) たった一年なのに、それだけの期間さえ自分の事しか思えない私だった。

あらためて…………「お父さん、あのとき、ごめんなさい。あんなに大事に深く愛されたのに、何もお返しせず、限られた時間だったのに、それさえ後半自分の将来の事=仕事=しか考えられませんでした。こんな娘でごめんなさい。あなたが心配していた孫たちは、もう一人前のレディーですよ。嫁に行くまで生きるんだって言ってたけど、中学に行くのさえ見届けられませんでしたね。でも、幻聴・幻覚のさなかにあって、一番心配してくれていたのは、人生の伴侶のいない私の事でしたね。あのとき、入院した時から(死の一年前から)既にお父さんは自分の死を予感していたのですね……。それなのに、あなたが一番心配していたのは、自分の事でなく、わたしの事でした……。今は、安らかな世界に住んでらっしゃるのでしょうか?
お父さん。お母さんと私、前と比べられないほど、仲良くなりましたよ。お父さんが亡くなった時、『どうしてお父さんなの?』なんて思ってしまった冷たい私ですが……どうしてもどうしてもお母さんを愛せませんでした。自分でも悲しかったけれど、どうしてもできませんでした。でもね、神様に祈ったの。愛せるようにしてくださいって。だって、お母さんだって、お父さんに負けないくらい、いやきっとそれ以上に私を大事に深く愛して育ててくれたのですものね。そして、時間はたくさんかかったけど、今こうしてほぼ普通の母子してます。
お父さん。天国で、きっとまた会いましょうね!」

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