コンセールルミエール

フルートアンサンブル 
コンセールルミエールのブログです。

歌わない笛

2009年05月03日 | 音楽一般
《あらすじ》
 倉敷の山林で夏井康子が死体で発見された。服毒し、フルートを手にしたまま・・・。その場所は皮肉にも、世間を騒がせている音大の移転先。五日後、婚約者・戸川健介の溺死体が吉井川に浮かぶ。警察は揉め事の末の後追い心中事件と結論した。しかし演奏会で津山市を訪れ、偶然事件と関わったヴァイオリストの本沢千恵子は妙なことに気付いた。康子のフルートの持ち方が左右逆なのだ。他殺?千恵子は旧知の浅見光彦に相談する。そして彼等の死には音大の移転問題が深く関わっていることがわかっていく・・・


言わずと知れた浅見光彦シリーズです。

実はこの本のモデルになった女性と私の知り合いだったりします。(もちろん生きてますよ~)作家の内田康夫さんが津山を取材に訪れていて、私の友人のM木さんをモデルに書いたらしいです。というは犯人のモデルも私の知ってるアノ人なのね、ふふふっ。ネタばれになるので犯人がこの女性とどういう関係になるかは書けなくて残念なのですが…。

この本を呼んだ後、津山市のフルートオーケストラに毎回賛助出演することとなりました。そう、モデルの女性に声をかけていただくことになるんです。なんて偶然。笛吹きにはこの「歌わない笛」っていうタイトルは非常に不愉快なんですよ。ちなみに、昨日ブログに書いた「ふえはうたう」のパロディーかって感じですよね。面白い~。