もーーーー
雪子ゆうたらな、
ほんまにもーーーー
夜中に、
「コケてん」
「立ちたい」
「歩きたい」
「またコケたわ」
「お水飲みたい」
「あ、こぼしちゃった」
「コケちゃった」
「立ちたい」
「お水飲みたい」
「お水空っぽやわ」
「あ、こぼしちゃった」
「お水飲みたい」
「コケちゃった」
「立ちたい」
「ちょっと歩こかな」
「コケちゃった」
「立ちたい」
これを1時間半繰り返す。
はよ寝ろ!
もう水よーけ飲んだわ。
雪子のベッド(クレート)に誘導し、
バタンと寝てくれたから安心して寝室へ。
…
しばらくしたら雪子の声。
「ちょっとー?」
「家の人ー?」
「助けてくれませんかー?」
はいはいはいはい、
今すぐに。
と、降りていくと、
子猫のサークルとソファーの隙間に雪子。
「コケてん」
「立ちたい」
「歩きたい」
「お水飲みたいな」
…
キーーーーッッッ!!!
子猫たちは無事です。
一番小さい小猫ちゃんは300gを超えた。
4匹とも歯もはえた。
もう立派な猫やな。