初わらびを見れば、亡きお父様を思い出すわ。
でもこの春は誰にこのわらびを見せてあげればいいのかしら。
お姉さますらもういないんですもの。
(宇治山のあじゃりから山菜を贈られて、中の君の詠んだ歌)
早蕨 (薫25歳春)
翌年、大君の喪があけて中の君は匂宮のもとに引取られる。
薫は後見として彼女のために尽くすが、それがかえって匂宮に疑われる始末であった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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