宇治の邸は亡き大君との思い出が宿る場所。
そんな思い出がなかったなら、ここに泊まるのはどれほどさびしかっただろう。
(宇治の邸を訪れた薫が詠んだ歌)
宿木 (薫24歳春-26歳4月)
匂宮と六の君(夕霧の娘)が結婚し、懐妊中の中の君は行末を不安に思う。
それを慰めるうちに彼女に恋情を抱きはじめた薫に中の君は当惑するが、無事男子を出産して安定した地位を得る。
一方で薫は女二宮(今上帝の皇女)と結婚するが傷心はなぐさまない。
しかし初瀬詣の折に、故大君生写しの異母妹浮舟を垣間見て、心を動かされるのだった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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