櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

モーリス・ルイス 

2008-11-29 | アート・音楽・その他
モーリス・ルイス展(川村記念美術館)、かなりかなり、びっくりしました。
すごく色んなことがアタマの中をぐるぐるしていて、まとまった感想はすぐに書けそうもありませんが、展覧会が終わっちゃいそうなので、とりあえずのご紹介です。

この展覧会、「秘密の色層」というサブタイトルなんですが、僕には「精神の地層」を目の当りにしたような感覚がありました。
ルイスの作品、印刷物でも魅力は感じてたんですが、実物はやっぱりすごいものがあります。
とりわけ「ストライプ」という連作は、初めて体験する衝撃でした。
(線であり、面であり、色であり、構造であり、思索であり、行為であり、謎であり、結果であり、プロセスであり・・・)
いい言葉が出ないので困ってしまうのですが、こういうのを「絶対物」というのでしょうか。
そこにある、あまりにもシンプルで、あまりにも具体的な存在物。
(やっぱり存在感がハンパではない。)
どうやって制作したのかわからない、とか、奥さんでさえその制作風景を見たことがない、とか、言われているそうです。
たしかに想像しがたいものがあります。何を思って、どんなふうに・・・。
僕が感じたのは、非常にピュアな行為のサイクル、豊かな孤独、淡々とした営為の力強さ。
未知と予感に、ひたすらコンタクトを続けた痕跡なのではないかと思いました。
(とてもダンスに似ている。)

久々に受けたインパクトだったので、また何かここに書くかもしれませんが、あと数日(11/30まで)で終わっちゃうみたい。とりいそぎ「ぜひ!」ということで・・・。

詳細
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ソロ公演の感想いただきました | トップ | 茂田井 武 »
最新の画像もっと見る

アート・音楽・その他」カテゴリの最新記事