それがここ「開化亭」だ。創業者の名手とも言われた古田氏はここを長男に任せ、満をじして銀座の名店「フルタ」を開業し日本の中華料理界を未だ牽引されている。そんな名店であればラストランチにぴったりだろう。
当然のようにミシュラン1つ星、中華百名店に選出、更に6年連続The Tabelog Award Bronze獲得と本物中の本物という店だもんね。
素晴らしいのがこんな名店中の名店なのに、ランチメニューはホント庶民派ということだ。通常は昼営業なかったりすごく高かったりと、あえて思いっきり敷居を高く設定してしまう店が多い中、ここは違うのだ。メニュー見てもお手頃でしょ?
早速開店11時半少し過ぎに入店。1Fのカウンター席は自分でピッタリ満席に。まずは定番中の定番の「海鮮チャーハン」だ!これは外せない。
早速、シェフおすすめという海鮮チャーハンから頂こう!まずはこの見た目が鮮やか・・・そしてトップに鎮座する海老!存在感すご〜い。なんて気品ある炒飯なんだ。口にすれば玉子のふわふわ感に海老や蟹などの食感などホント美味〜い!
俗に言う見事なほどのパラパラ炒飯なのにしっとり感まである。味付けも意外と薄味なのに旨味がしっかりと詰まっているので逆に濃厚。なるほど素晴らしい炒飯だ。
折角こんな名店訪れたのだ。ここは躊躇せずに食っちゃおうっと実は「豚肉とザーサイの細切り麺」も注文済み。麺類の1番人気は「担々麺」とのことだが、ザーサイと細切り麺というWワードにピンっときっちゃったんだよね。
最近の濃厚ラーメンに慣れてしまうと中華店の中華麺ってパンチにかけてしまうケース多いが、ここも優しい味わいが美味いんだけど、何かもの足りない?スタッフの方が一緒に胡椒を用意してくれたので薄味?っと感じる方も多いのでは?あえてか?よしっ胡椒を結構な量投入だ。
豚肉とキャベツ&ザーサイの食感はホント素晴らしい!やや甘めのあんなので何となく青椒肉絲っぽい中華そばって感じだ。もう少しピリ辛感とかアクセントがあれば抜群だったのに・・・?
もちろん最後は残してあったチャーハン!この海老の外パリパリ、中プリプリは極上。これあるだけで1100円がすごくコスパ良いことわかる。
更にチャーハンの中の具材も蟹身など豪勢で、よくあるチャーハンとは別格なことわかる。たかが炒飯、されど炒飯・・・それだけに流石の味だ。
ちょっとあっさりし過ぎた豚肉とザーサイの細切り麺もスープは極上!すごく深みがあって優しい味わい・・・いやぁ〜1杯1杯すごく味わえる。これっ溶き卵でも入れたら完璧なんじゃない?更にチャーハンのセットの中華スープもある。うぅ〜腹ちゃぽんちゃぽんだ。苦しい〜。満腹。
もう15年くらいも前に接待でここや近所の「たか田 八祥」に連れてきてもらったことあるが、当時は若くて何だかしっかりと味わう余裕がなかったような?この歳になって改めてその旨みと存在感を再認識。
この金額であれば肩肘張らずにこれるのも嬉しい。だって、あんかけ炒飯、天津飯、中華飯、坦々麺、あんかけ焼きそば、四川涼麺・・・等々食いたいランチメニューがいっぱいある。流石、国内屈指の名店だけのことはある。うん、今年のランチもいい具合に〆られた。さて、来年もしっかりと美食楽しませてもらうこととしよう。ご馳走様でした。
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