早速「食事処 りんどう」へ。ちなみにこの宿も元は湯治宿と言うことで、エレベーターなし、更に部屋にはエアコンなしと暑がりの自分では夏訪問はあり得ない。建て増しだらけで風呂等の移動も大変。それら含めて山奥の1軒宿を満喫したい。
とにかくこのエリアは秘湯好きにとってはたまらない名湯が点在する。どれも訪れたい先ばかりなのだが、部屋にトイレなしが多くモロに湯治宿、更に食事も湯治食っぽく質素めのバイキング形式ばかり、温泉よりも食事や雰囲気重視のかみさんが納得するとは思えない先ばかりなのがすごく残念・・・。
そんな中、温泉も食事も趣も合致したのがここ後生掛温泉だったのだ。
だからこそっこの晩飯には思い切っり期待大になっちゃうのだ。テーブル席につけばお品書きが・・・これだよね。品書きがあるか?ないか?で雰囲気が全然変わってくると言うものだ。
肝心のかみさんも美味しそう!っとご機嫌なのでまずはひと安心だ。
献立を見れば全9品とのこと。うん、どれも美味そうだし、メインは秋田のソウルフードのきりたんぽ鍋だ!きりたんぽはここ秋田県鹿角市発祥だからね。期待しない訳にはいかない!
まずはビール!迷ったが、量も少なく高いけど、折角だもん地ビールの「後生掛温泉オリジナルビール」に決定だ!創業100周年の記念とのこと。
おぉ〜オンドル&温泉の後、この1杯目のために水分絶ってきたからね、美味いのなんのって・・・美味ぇ〜最高!きめ細かくさっぱりしてビール自体ももちろん美味い。
順番逆になってしまったか?献立に記載なかったのでうっかりスルーしてしまった食前酒で改めて乾杯だ!う〜ん、甘くてジュースみたいだけど、こんな時でないと食前酒なんて飲まないからたまにはいいものだ。
きのこピリ辛味噌煮!
酒青三種盛り!
(鮃えんがわのわさび和え、いかうに和え、舞茸くるみ和え)
サーモン紅葉造り!
ここで秋田の利き酒セットへスイッチだ。待ってました東北も地酒だろう!期待の3酒は「後生掛」「山本」「一白水成」。おぉ〜美味そうだぁ!!
秋田の地酒は全然詳しくないから、右から順番に頂くとしよう。
っと言うことでまずは千歳盛酒造の純米吟釀 後生掛からだ。へぇ〜オリジナル酒?日本酒の味は正直よくわからんが、スッキリ飲みやすい。う〜ん、この甘さが和食の味わいを引き立ててくれる。
思いっきり芋焼酎派の自分だが、北陸出張ではやっぱり冷酒!東北も焼酎じゃないんだよなぁ〜?やっぱり酒が似合う。
鶏天あげ出し風!ヘぇ〜鶏天を鍋にしちゃうの〜?九州在住時にかなりの数食った大分名物の鶏天だが、麺類等に入れることあってもこの食し方は初めてかも?おろしもたっぷり入れるとめちゃ美味い!
秋茄子黒ごまクリーム・・・?ってあるけど、これっ献立と違うぞ?献立も入荷状況によって変更あるとは記載あるけど、ならばっ献立ちゃんと作成し直して欲しいのが本音?
まっいいけどね・・・でもどうせならばっこんな蒸し海老じゃなくて・・・秋茄子の方が全然美味いだろうからどうもイマイチ?
2つ目の地酒は山本酒造の「純米吟釀 山本PureBlack」だ。
「香りは合えて控えめに抑え、柑橘系のフルーツを連想させるジューシーな酸味と、日本刀のような鋭いキレ味をイメージして造られました。」とのこと。確かに若干爽やかでこれっ美味い!酒も美味いけど、この青いお猪口いいねぇ〜。こういうの欲しいんだよなぁ〜。
ここで満をじしてきりたんぽ鍋の出番だ。ここでは同じく秋田郷土料理のだまこ鍋と合わせた後生掛鍋(きりたんぽと山菜だまこ)だ。比内地鶏に稲庭うどんなど秋田が誇るキラーグルメは数あるが、やはり横綱級は「きりたんぽ」と言っていいだろう。
ランチでも天麩羅と汁を軽く頂いたが、きりたんぽであれば何度食っても食い飽きることない程、美味いもんね。
「地元鹿角はきりたんぽ発祥の地。”たんぽ”は毎朝作り立てを仕入れ。自家製比内地鶏のスープと合わせると絶品です。」とのこと。う〜ん、やっぱりきりたんぽ美味〜い!比内地鶏の旨みたっぷりの優しいスープとの相性も抜群だ。
秋田の郷土料理の山菜だまこも負けずに美味〜い!あぁ〜十分秋田を満喫できた、納得!
最後の地酒は福禄寿酒造の「純米吟醸 一白水成」!
「「白い米と水から成る一番旨い酒」という意味を込め命名されました。 口に含むとフワリと広がる甘い果実のような香りと甘美な味わいが、その名を記憶深いものにします。 しぼりたて生酒の新鮮な風味を持ち、バランスのとれた口当たりの良さはやや甘口のドイツワインのようです。」とのこと。なるほど、3つともに爽やか系で美味い!秋田の酒も美味いねぇ〜!
きりたんぽとのWメインかな?和牛と秋野菜の蒸ししゃぶ!おいおい、和牛山盛りじゃん?っと思ったらやっぱり数枚で、下は野菜が・・・そりゃ〜和牛がこんなに驚くほどなんてないよね?
蒸しゃぶだもん、美味くないはずがない。胡麻ダレとの相性も申し分ない。安心の美味さだ。そして、肉にも負けずさつまいもとかぼちゃの秋野菜、キノコも美味い!蒸してある分、あっさりしていて最後でもしっかりと食えていいね。
〆は栗ご飯いなり!宿の飯で最後に稲荷寿司って初めてかも?秋田杉を使った”曲げわっぱ”は隣の大館市の特産品ということで、〆は必ずわっぱ飯が定番になっているらしいが、単純に栗ご飯でもいいような?折角の栗ご飯が揚げの甘さでよくわからなくなっちゃってる?まっ稲荷寿司は美味いんだけどね。
いやぁ〜食ったぁ〜。美味かったしボリュームも適量。バランスすごく良かったね。そして食後のデザートは胡麻プリン!
豆乳プリントの2層で栗まで乗っていて、甘すぎにめちゃ美味~い!年寄りの〆には最高と言える。
あぁ〜ご馳走までした。晩飯に期待してここ後生掛温泉をチョイスしたが間違ってなかったね。このエリアでは温泉&晩飯&趣のバランスがかなりいい方では?少なくとも我が家的には大正解評価だ。エアコンなしやエレベータなしがOKならばね。
食後に売店でかみさんお土産物色。明日は青森に移動するが、時間的余裕があまりないかもしれないので、ここでお土産用のりんごジュース購入。更に来週帰省も予定しているので義父用に秋田の地酒セットもゲットだ。
あぁ〜満腹で苦しいが、少し休んだら再び温泉へ。今度は湯治棟にある内湯へ。部屋から温泉まではホント距離ある・・・繰り返すがエレベーターなしなので距離だけでなく階段も頑張るしかない。
一見目立つことないお湯なのだが、内風呂行ってみてびっくり!おいおい、温泉の泥成分が床いっぱいに・・・なるほどあえて泥風呂でなくとも泥成分たっぷりのようだ。いかにもっていう灰白色だもんね。うぅ〜安らぐ〜。
風呂上がりには、先ほど売店でお土産と一緒に購入してきた秋田限定!地サワー「秋田サワー」だ。
8年貯蔵の酒粕焼酎20%ブレンドとのこと。酒粕焼酎って何?更に男鹿半島の塩をしようした塩レモン味とのこと。何よりなまはげのラベルが最高にイカしている。うぅ〜言われてみれば、何となく酒粕の甘い余韻がするかも?塩味がその微妙な甘さを引き立てているのかも?結構、ありそうで微妙になさそうな味わいかも?
アテは部屋に用意されてあった「比内地鶏せんべい」!もう〜比内地鶏とつくだけで美味そうに感じちゃうんだよね。焼き鳥風というだけにアテには最高!おいおいサワーが進むよ。結局秋田サワー2本空けちゃったよぉ〜。美味かった。これ義弟の土産に明日追加購入決定だ。
再度、大浴場で後生掛温泉を堪能し爆睡だ。あぁ〜2日目もあっという間に終わっちゃった・・・もう残り1日か〜早いなぁ〜。
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