とにかく書店で、このシンプルなカバーがすごく眼に飛び込んできた。なんだろうこの静かな緊迫感・・・漂ってきたんだよねぇ～。思わず手にしてしまった。はっきり言ってジャケ買いだ。ところが、これっえらく面白い。流石奥田氏だ。
素人が描いた完全犯罪。確かに一読とすると完璧っぽいのだが、バリバリOLのナオミとホント典型的な専業主婦のカナコが挑んだDV夫の完全殺害犯罪・・・大丈夫なのか？
この大丈夫なのか感がずーっとハラハラ続く。彼女らの気持ちはすごくわかるのだ。だからこの犯罪を実は応援してあげたい気分が湧いてくる。そして、思わず素人の自分も一見いけるのでは？っと思わされた筋書きが暴かれずにいけるのか？忍び寄る関係者たちから２人は持ちこたえられるのか？
トータル400頁の中、個人的にはおよそ200頁強ハラハラだ。う～ん、この作品は決して何とか賞獲得とかとは縁がないだろうが、すごく秀逸だ。TV放映化されるとか？確かにこれは楽しめるはず。TVでも必見だ。楽しみだねぇ～。
あぁ～実に良い読後感・・・たまに味わえるお気に入り作品との出会い、たまらん。
話変わって、今宵のアテは先日かみさんが蒲郡土産に買ってきてくれた鮪！解体ショーでカットされた美味そうな赤身と中トロ！なるほど美味い！なんだかんだ鮪は美味いよねぇ～。冷凍物とはちがいハズレなしだ。おぉ～かみさんに感謝だ。
明日からは年に１度の横浜出張。夜は遅くまで会食だろうし、昼間もスケジュール一杯。忙しい２日間になりそうだ。体調はイマイチだががんばらねばっ。
