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日々是楽!(Enjoy it every day!)

「麒麟の翼」東野圭吾

もうすぐ映画化される東野氏の「麒麟の翼」を読み終えた。
先の土日であっという間に読破。もう何冊も東野氏の作品は読ませてもらってきたが、どれも読み易いと言うか、ホント読ませる。
「最高傑作」との売り文句だが、正直そこまでは???って感じ。確かにこれも面白いが東野作品には名作が一杯あるからやや無理があるのでは?っという感じだ。

TVドラマ化で一躍認知度がUPした主人公となる加賀刑事だが、どうもTVドラマの影響が逆に強すぎる?東野氏がドラマにあわせ過ぎている?っと感じてならない。加賀シリーズはどれも面白いが、「新参者」以降思いっきり日本橋シリーズと化している。個人的には下町背景の作品は好きなのだが、TVドラマに歩み寄るという姿勢が自分は好きではない。加賀シリーズ&ガリレオ湯川シリーズ共にそんな気がしてならない。TVはTV、小説は小説とわりきって欲しいものだ。

とは言え、今回の「麒麟の翼」は推理やトリックという範疇ではなく、家族愛を強烈に描いている作品だ。
最近歳のせいか?家族愛とか、親子もの、父子ものにホント弱い。親父が死の間際に息子に残したかったもの、伝えたかったメッセージ・・・なんてのにはホント弱い。歳だねぇ~。繰り返すが、本作は推理小説ではない、もっと深い親子愛ものだ。この手の作品は東野氏はホント上手い。
う~ん、もう細かいトリックやあっと驚くどんでん返しなどいらない!と途中から思い始めてしまった。思いっきり熱いの頂戴っと叫びながら読み進めたほどだ。
東野氏よ、決して売り文句のような最高傑作とはいえないと思うが、悪くないぞ!この手の作品続けて欲しいねぇ~。そうなるとやはり下町情緒残る日本橋となるのかなぁ~?

それにしても、今回キーとなる日本橋。関東にいる頃は何度となく渡った日本橋だが、翼のついた麒麟像なんて気づきませんでしたねぇ~。そんなのあったかなぁ~?まぁ~小説にもなってるんだからあるんだろうねぇ~。でも全国の国道のスタート地点ともいえる日本橋。やはり首都高の影の下ってのはないですよね。もう少しなんとかならなかったのですかね?高知のはりまや橋や長崎の眼鏡橋とならび見てがっかりの代表橋の1つですよね。今度帰京した時に麒麟像確認してみようっと。

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