会場は、1月に岡町シスターズでもお世話になった、Nおこさんの地元、高槻の緑町カフェ。あの落ち着いた店で、ゆったりユキちゃんのうたが聴けたら気持ちいいだろうな、と想像しながら電車に乗る。暑いけど台風10号の影響は既に出ていたので、帽子はやめて日傘にしたのだが、その傘もひっくり返ってしまうような風が時々吹く。駅前からバスなら5分のところ、時間を読み間違えて待ち時間が15分もある。これなら歩いて行く方が早いな、と見極めて歩き始めるが、やっぱり暑い・・・。裏道を通れなかったせいもあって、日陰のない国道沿いを15分くらいか、到着!写真を撮っていたら、ちょうど窓のところからNおこさんとユキちゃんの姿が見えた。
前述のように、宣伝は口コミ、フライヤーもなし、ということで、先に来られていたのはお店の常連さんのみ。だがライブが始まる頃には座席はほぼ埋まっていた。このお店には、いい音楽を聴きたい、というお客さまが付いておられるようだ。
ステージ前には、Nおこさんが自宅から持ってきたアクリル板を、マイクスタンドにうまいこと固定して設置してあった。
事前の打ち合わせで、お客さまは皆、彼女のうたを初めて聴かれる方だ、ということもあり、極力誰でも知ってる歌を入れて欲しい、日本語の歌も入れて、とNおこさんからの要望があったそうで、1つ目のセットは全て日本語だった。英語が堪能な彼女の歌は、もちろんすばらしいのだが、ヒミツのイベントなんかで何度か聴いた日本語の歌も、説得力と抜群の歌唱力で、きっとこの場の皆さんの心をぎゅっと掴むに違いない、と思ってた。そのとおり、素晴らしいセットだった。
夏川りみの『涙そうそう』から始まり、続いて『童神』と『ゆりかごのうた』、子守歌が2曲続いた。その後は、大好きだというユーミンの名曲『翳りゆく部屋』これを歌うと泣いてしまうので、ライブで歌わない方がいいかな、と思ってたこともある、という『ひこうき雲』私の歌う曲は、暗い、寂しいのが多いのですが、ちょっと明るいのを歌います、と『やさしさに包まれたなら』
そういえば、Nおこさんもユーミンの『瞳を閉じて』をレパにされてるので、「今度一緒にユーミン特集やりましょう」ってどこかで言ってたなあ。
あっという間の1stセットだった。もうちょっと聴きたかったな。
お腹が空いてた私は、ハヤシライスを注文。おいしくいただいた。
会場には、壱服庵の故滝本さんのお姉さまも来てくださっていて(ご近所なので、当日Nおこさんがお誘いしたらしい。)休憩時間には、私も含めて3人の滝本チルドレンと懐かしい思い出話に花が咲いた。
そして2つ目のセット。次は全編英語で、これも彼女の好きなカーペンターズがやっていた曲を中心に、ということだった。
実はレオン・ラッセルの曲だけど、カーペンターズで知った、という『A Song For You』から始まり、シンディ・ローパーの『True Colors』、これもイーグルスじゃなくてカーペンターズで聴いたという『Desperado』(私はリンダだったなあ。)
キャロル・キングの名曲、『So Far Away』も良かったなあ。ユキちゃん節炸裂、という感じだった。口笛も入ってた。
歌の内容は、友だちがテーマだが、私は自分の子どものことを思って歌う、といって、『You've Got A Friend』、最後の曲はジェイムズ・テイラーの自叙伝を読んだらすごく感動した、という話の後(私は、読めてすごいと思った)歌った、『Carolina On My Mind』実は滝本さんがライブで良く歌っておられた曲だった。ユキちゃんは知らなかったようだが。客席ではその話で盛り上がった。
アンコールは、若いSSWの曲、歌詞がかわいいので、と選んだ『さらばコットンガール』知らない歌だったので調べたら、関取花さんのうただった。こういう歌を持ってくるところもすごいと思う。引っかかるポイントが似てるな、と感じることもある。そういえば、初めて彼女と親しく話した時、I'm With Herのライブが近くある、という情報を彼女に伝えて、彼女は嬉々として「すぐ予約します」って言ったんだった。イーファにハマっていた頃だったな。
ライブ終わってゆっくりしていたら、お客さまが声をかけてこられて、連絡先を交換してた。他にも、「来て良かったわ」と言って帰られた方とか、Nおこさんにメールで「よかった」と言って来られた方とか、この日彼女のファンは確実に増えたはず。知らない人に聴いてもらいたい、という企画は大成功でしたね、Nおこさん。
次のライブは10月のアビリーン、相方ヒデヨちゃんと、今回はヒデヨちゃんのダーリン、イサオさんベース、N藤さんマンドリン?のサポートもあってゴージャス。私は日程的にちょっと微妙なのだが、15人制限があるので、もしこれ読んで気になった人は、早めに予約した方がいいと思う。
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