ひな菊の丘から

亀楽で貴ちゃんライブ

私が二ヶ月に一回ライブをさせてもらっている、京都西院の亀楽に、久しぶりに貴ちゃんこと辻井貴子さんが来るというので、相方と一緒に出掛けた。ゲストも来はるよ、というのと金額は聞いていたけど、時間はちゃんと聞いてなかったので、勝手に1時開始と思い込んでいた。前日にM子さんに確認したら、その通りと言われてたので安心して出かけたら、なんと!1時間間違っていた。貴ちゃんが神奈川から車移動なので、普段より一時間遅めに設定したそうだ。

一番乗りで会場入り、店主丸さんと喋っていたら、他にも1時だと思い込んできた人が続々。もうみんなで二階のセッティングしましょか、とぞろぞろ上がった。そうこうしてるうちに貴ちゃんも到着し、楽器を運び込む人や、この日の和菓子を取りにお店に行く人、と動き出した。

楽器スタンドを用意するボーヤ

参加費を回収するT子さん

足が一本折れているけどとりあえずこないしたら使えそうや、とPA卓に使う。

ゲストも到着し、リハが始まる。

1時間早く到着したメンバーは、前方のええ席を確保し、開始を待つ。その間、私はクリさんからオートハープの説明を受ける。お揃いみたいなOrthey

手前の子がC仕様

で、奥の子がD仕様なのだそうだ。バーを作り、調整されたのはコトコトハープのM田さん。これでほとんどの曲は演奏できるとのこと、でも時々かなり厳しいキーで演奏させられることもある、とクリさん。僕より先輩のお姉さまがたはね、と。

いよいよライブ開始、丸さんのご挨拶のあと、

いよいよライブ開始、まずは貴ちゃんのソロから。

2月に亡くなった、やぎたこの相方で師匠のやなぎさんは、一人でできないやつはふたりになってもできない、といつも言われてたそうで、(私がソロをやり始めた時の気もちと同じだ!)彼女のソロライブにはいつもやってきて、一番後ろの席で眉間にしわを寄せてずっと聴いておられたとか。そんなソロライブで歌ったうたを数曲。

やぎたこで旅をしている時、出会ったたくさんの人たち、その人たちとの関りから生まれた歌を、と『一番の歌』『ふたり』『つま先立ちしてた頃』(曲の表記は間違っているかも)

電車を描くのが大好きで得意なハンディキャップのある子、岩手で農業を始めたカップル、勤務先の代表者のお腹の大きな奥さんから生まれてきた、今は高校生の子が赤ん坊の頃、などその曲のできた背景を語りながらギターで。

それから、やなぎさんの最初のCD-Rに入っていた『おいらとギターが聴ける時』のおいらを私に言い換えて歌って、「この曲もダメ出しされました。」と言ってた。『旅路』というのはいい曲だなあ。

オートハープに持ち替えて『記憶』

またギターに持ち替えて、The Water Is Wideを貴子バージョンで

そしてここからゲストが入る。

出会いのシーンから、最初、この子大丈夫かいな、と思ったけど成長したなあ、と貴ちゃんを見る謙さん。あまりにどんどん喋らはるので、「今日は喋らんとこ、言うたやないか」と止めるクリさん。1曲目は『足掛け前回り』

謙さんが歌いたかったというTalk About Sufferingにとってもよく似た曲は、酒場で酒飲んでベロベロといううただった。

しばらくお二人のステージが続く。

『懐かしい時』といううたは、加藤和彦さんが亡くなった時作ったそうで、貴ちゃんにも歌って欲しいと言われていた。

おふたりのステージのラストは、やなぎさんの『旅という生活 生活という旅』、それを正座して聴いてる貴ちゃん。

少しの休憩時間に、皆の持ち寄りのお酒やビールが出てくる。車の貴ちゃんとクリさんはお茶、謙さんはジンジャーエール、私たちも少々のつもりが、美味しい日本酒があったので気持ちよくいただく。久しぶりにM部さんがスモークチーズを作ってくださり、皆で美味しい、美味しい、と言って食べた。

休憩の後は3人で、Angel Band,Union Maid,My Old Kentucky Home

やぎたこのレパ、フォスターの曲をメインに、そのアルバムのブックレットをみなさん読んでください、と言いながらバンジョーで草競馬、

やなぎさんが大好きだった、ペパミントパティと一緒に。

オートハープで大好きなGentle Annie

よしだよしこさんバージョンの『おやすみ愛しい人』これもフォスターの作品、そして最後はやなぎさんの『はじまり終わり』、最後のアルバムになった「小さな町の小さなライブハウスから」に入っていた曲。

ゲストお二方は廊下で鑑賞中

アンコールはWill the Circle Be Unbroken

再び休憩時間。本格的に飲み物やおつまみが出てくる。日本酒も種類色々、あ!これは到着直後にナイショでごちそうになったやつ。

これはテルさんが奥さまからお誕生祝にいただいたもの

M子さん持ち込み

マサキさん持ち込み、一人親方って・・・。

いっぱい入ってるのを取りそびれたけど、M部さんの燻製チーズ、久しぶりにいただいた。

もうこれだけいただいたら、そらええ気分になりますわな。

そしてこれからは酔っ払いもシラフも入り乱れての演奏会。

まず手を挙げたのは千日前リードヴォーカルN口くん。貴ちゃんと一緒に『米』を歌いたかったそうだ。

やぎたこの京都での常宿だったので、一緒に歌ったりもしてたのかな。

続いては、PPMを歌うPON

M子さんの手がカワイイ、と相方が言うので撮っちゃった。

N林さんも貴ちゃんとデュオをご希望

Beer Goggles

客席の様子。この日は女子率がとても低かった。

テルさんも歌う。

U川さんも歌う。

マサキさんも歌う

これは何やったっけ?貴ちゃんが歌詞見ながら歌ってる。

Down By The River To Pray、高音パートがいなさそうだったので、入ってみた。動画もあったようだ・・・。

丸さん登場

そして、大団円。

このライブは、本当ならやぎたこをゲストに行われるはずだった2月のクリさん主催のライブ、やなぎさんが倒れて出演できなくなったので急遽ピンチヒッターで入ってくださった謙さんと、キャンセルしてしまったクリさんへお詫びの気もち、だったそう?このおふたりと共に楽しい時間を作ってくれた、貴ちゃん、ありがとう。丸さん、お世話をしてくださった皆さんも、ありがとうございました。あったかい一日だったなあ。

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