1つ目、ウィズユーカードを使ってバスと地下鉄を乗り継いだ。
2つ目、ブログのコメントを通して知り合った方との対面。
3つ目、飲みに行った後歩いて帰宅した。
こんな事でも体験してない事って沢山ありますね。
今回、歩きながらいろんな事考えました。
その中で、親戚の人の言葉に、
今の自分の行動を起こす源になる言葉がありました。
その言葉を聞いたのが、自分が高校生の時で
その人は生活保護や、労災などを使い たまにしか働かずに生活している人でした。
ある時、私はその人のアパートに行き、メッセージを受けました。
「俺はもう長くない、真剣におまえに聞いて欲しいことがある」
「自分は、自分の人生の中で 思い出となる何物もない。
思い出せる過去が何もない。」
「だから、おまえは
どんなことでも良いから 真剣に生きろ!」
そう涙ながらに私に話して聞かせてくれました。
私はと言えば、びっくりはしたモノの、”かわいそうな人生だな~”くらいに
しか思っていなかったけれど、いつも 思い出します。
翌年 ひっそりと死を迎えました。誰にも知られずに・・・。
そして、私にとって、それがその人の最後の言葉になりました。
その人の死の知らせを受けたとき始めて、彼の言った言葉が頭の中を駆けめぐり、
心の中は えも言われぬ憤り、心の葛藤、怒り、そして混乱。
今も忘れることは出来ません。
その人には友人はなく、
誰かに自分が生きた証を残したかったのでしょう。
そして 自分の死期を悟って、私を呼び出したのでしょう。
今でも、心の奥底で 自分を奮い立たせてくれる話で、どんな偉人の話よりも、
心身に染み渡っています。
「失敗を恐れるな!」でも
「目標を結晶化し、変化を起こし続ける云々」よりも
「自分の人生に納得した生き方をせよ」と、わたしに
私の心にささやき続けているのです。
今では、娘の存在が一番ですけどね。