2024年の記録
6月にベトナムに出張した時の記録
ホーチミンの教会と言えば、サイゴン大教会なのだけれど、現在修復工事中。そんな訳で、トップにアップしたのは、タンディン教会。
出張最終日の土曜日、深夜のフライトまで、ほぼ1日を取引先の社長に案内してもらった。ともかくサイゴン大聖堂とタンディン教会に行きたい、あとはおまかせ!とリクエストしたので、どこをどう周ったのかも不明。次回は、もう少し事前調査、ということで、大いに反省。
最近、偉くなった訳ではないが、ソロ出張が減り、部下との出張が増え、このようなシュチュエーションになると、観光ルートは、部下の忖度のお陰で、ほぼ、僕の行きたいところを周ることになる。炎天下の教会巡りに付き合わされた部下には、カフェでコーヒーやビールをご馳走する以上のことができないので、申し訳ないのひと言に尽きる。
ピンクの教会と呼ばれるタンディン教会、インスタ映えすると、女子に人気の観光スポットになっているが、フランスの統治下だった1876年に建立されたホーチミン市内で2番目に大きな教会である。以前は、礼拝堂に入ることができたが、あまりに増える観光客、それも宗教施設を観光施設と履き違えた観光客が増えたため、現在は、礼拝時に信者さんのみが入場できるようになった。残念なことだけど、やむを得ない措置だと思う。
サイゴン大教会(聖マリア・ノートル・ダム大聖堂)は、フランスの植民地だった1863年から1880年にかけて建設されたネオ・ゴシック様式の教会である。
冒頭では、「修復工事中」とさらり書いたが、実際は、「修復」というより「ガチ復元」で、レンガ一個一個に至るまで、全てフランス産の原材料を取り寄せて作り直しているとのことです。それに加えて、サイゴン大司教区などのカトリック教会信徒の寄付によって大半の費用が賄われている。(ホーチミン市などの税金を使っていないとか) コロナ禍があったとは言え、工事開始の2017年からすでに7年が経過しているが、途上国あるあるのゆる~い工程管理とは一線を画していることを知り、何とも胸熱に。
サイゴン大教会を正面に左手には、コロニアルスタイルのサイゴン中央郵便局がある。1886年に建設を開始し、1891年に当時のフランス領インドシナの郵便・電信施設として完成した。パリのオルセー美術館(当時駅舎)をモデルにしたといわれる。
建物中心ホールの中央部および建物両翼は、観光客相手のみやげ物売り場となっているが、ホール外周のカウンターは、現在でも郵便をはじめとして各種通信・金融サービスカウンターが並ぶ。
コロニアル様式のサイゴン・オペラハウス(ホーチミン市民劇場)は、1898年竣工。ベトナム戦争時代は、南ベトナム国会議事堂として利用されてた。現在は、市民劇場として現役。
サイゴン・オペラハウス周辺の建築物が、歴史的建造物か、否かは、わからないが、味のある建物だ。
人民委員会庁舎は、1908年竣工のコロニアル様式建築。
あとで知ったことなのだが、近づいての写真撮影禁止。共産党独裁の専制国家ベトナムの牙を垣間見た気がした。なお、今回の撮影したのは、道路を挟んだサイゴンスクエアという公園から撮影している。
ベトナムの国民的英雄・ホーチミンが、胡さんちの志明くんだと、あらためて知った。(笑)
現在、ホーチミン市立博物館として、一般公開されているが、もともとは、フランス官僚の住居として、1890年竣工の白壁のコロニアル様式建築物。
Giao Xu Thien Thanは、取引先の社長が案内してくれた教会。どうもカソリックの教会ではなく、新興キリスト教系の教会のようだ。
最後に訪問したのが、ジャンヌダルク教会。1922年に建設開始、1928年に完成。観光地としては、ほとんど知られていない教会であるが、初ベトナム、そしてASEAN出張のフィナーレとしては、最高の設定だった。フォン社長、ありがとう!
【メモ】
ベトナム訪問の前後にベトナムについて、調べたり、考えたりしたことを備忘録として残す。
僕の出張の目的も調達拠点の「脱・中国」である。しかし、よくよく考えてみると、ベトナムも中国同様に共産党一党独裁の国だ。そのことを上司に言っても、「だって親日国だろ!」と。実際、西側諸国の中国デカップリングの恩恵をベトナムは受けている。ベトナムから西側諸国への工業製品の輸出は増加しているが、ベトナムの基礎工業力は低く、原材料や生産設備の多くを海外に頼っている。実は、中国への依存も少なくない。目的が何なのかわからないけれど、ベトナムの新・国家主席トー・ラム氏の初外遊先は、中国だ。日本人は、中越戦争(1979年)や中越国境紛争(1984年)、南沙諸島の領有権紛争の印象から中国とベトナムは仲が悪いと思っている。実際、反中デモも発生している。1つ言えることは、ベトナムは、強かってことだ。まぁ、アメリカに勝った唯一の国だからな。
小国・ベトナムの強かさ、悪く言うと八方美人。日本が経済大国だったのは、過去の話。今は、極東の衰退期の小国であることを認めなくてはならないし、ベトナムにも学ぶべきことがあることに気づく時なのではないだろうか。
旅は続く
過去記事は、
赴任早々に「コッチで知り合った仲間と
ハノイに遊びに行く」イイですね。海外は、おとなしいよりちょっとやんちゃなくらでないとね。良い後継者ができて、羨ましい!まぁ、広州・ハノイは、上海より近いですからね。
ホーチミンは、台湾色を強く感じました。台湾資本や台湾就労経験者が結構います。
と言っても、原材料ほか工業製品は、大陸中国ですからね。
インドネシアもゼロが多くてね、金銭感覚が効かなくなりますね。まぁ、老眼は、一緒ですよ。笑
って呼ばれていましたよね。
1度だけ行った事有ります。
今週末 新総経理が コッチで知り合った仲間と
ハノイに遊びに行く来しいです。
ベトナムは、もうそろそろ人口1億人に達するんじゃないかと 聞いた事有ります。
勢いは有りますが、言われる通り、かなり中国資本も入り込んでいて、
周辺部品などは、まだまだ中国に頼っていますよね。
何より・・・
デノミしてもらわないと 0の数 老眼の私には、
数えられません(汗)