かつてのばあちゃんの言葉と欲と

2022-03-15 23:59:16 | 日記


サボテンの夏侯惇(可愛がるための名前)につぼみがつきました。

この子をお迎えして約一年半程でしょうか。

いつお花が咲くのかと思っていたら、いつの間にかつぼみをつけてくださっていた。

ここ数日、とてもハッピーです。どんな色のお花が咲くかな。

ここまで生きのびて側にいてくれて、どうもありがとうね。


これからもよろしく夏侯惇。







そして訃報も。

カランコエ属の呂布(可愛がるための名前)を枯らしてしまったのです。



寒さに弱いカランコエ属、私の管理が行き届かなかったせいでしょう。先日命が尽きてしまいました。




無念です。




実は去年の秋に金魚二匹も死なせてしまい、だいぶ引きずっていたのですが、

呂布も死なせてしまい生き物の世話をすることの難しさを痛感します。


金魚二匹は松かさ病とエロモナス症状でお別れしました。


ネットで調べた通りの投薬やココアを与えたりとにかく初心者なりに頑張ってはみたのですが、

初心者がやりがちな、いわゆる水質管理が行き届いてなかったのかな、駄目でした。




自己嫌悪に陥りますね。





それでも育てたい欲はおさまることを知らず、先日いちごとキャベツとブロッコリーの苗を購入しました。


私は諦めない…

去年の夏はトマトとナスとバジルが比較的上手く育ったので、この調子でいちごたちも収穫できるように頑張りたい。


果物初挑戦。頑張る。













わたくし伊達団子魚の欲はまだまだ止まりません。



最近自分磨きのために良いやつの洗顔料と歯磨き粉を購入したのです。




休職中で金が無いくせによくやるもんですな。








それはさておき、


値段相応の質の良さに驚きました。




つよつよ洗顔料は顔のくすみや肌トラブルをみるみる改善していき、

つよつよ歯磨き粉はこれでもかというほどの洗浄力と口腔ケア。


一度良いものを手にしたら前の生活に戻れる気がしません。

 




そこでふと思い出す、あの人の言葉。


生前のばあちゃんが言っていました。




「一度贅沢を覚えるとそれを辞めることは出来ない、前の生活には戻れない」と。





ばあちゃん、今の私どう思いますか。

欲望のままにインターネットショッピングでニチャニチャ嗤いながら買い物かごに歯磨き粉を入れちゃったんです。



贅沢って、どこまでして良くて、どこまでが身の丈に合っているのかわかりません。



少なくとも、もう昔の洗顔料と歯磨き粉には戻れないでしょう。





人は常に変わり続ける生き物だと思います。


悪人になるか善人になるか、未来の保証は誰にもできません。


人は可能性に満ち溢れているので、良い方向にも悪い方向にも、 どんな状況にもなり得るのです。



昨日まで聖人君子だった人が明日にはワルい組織に良い感じに勧誘されて、悪に目覚めておやじ狩りをしてもおかしくないのです。   


なので、今私が仮に悪人になることを嫌がり怯えていても、

一度ころっと悪人になってしまえば、悪に怯えていたことすら忘れるでしょう。




またまた、大袈裟なと思うでしょうけど。 




でも証拠として私がいますよ。




先日まで、たかが歯磨き粉に高い金を使うとか絶対ありえないと思っていた私が、


高級歯磨き粉の使用感を知ってしまったその瞬間に手のひらをドリルにして意見を真逆に変えたのです。




つまり、私はなた豆歯磨き粉を使っていなかった過去に戻ることはできないのです。



金遣いの荒い欲塗れの人間になりたくないと今この瞬間願っていたとしても、


一度その快感を覚えてしまえば後戻りが難しいことを思い知らされる。



FANCLの洗顔パウダーの使用感を知ってしまったように。




ばあちゃん、欲と身の丈と悪は何が違うのでしょうか。

どうしたらわかりますか。




あるかもしれない未来。悪に怯えていたはずの私が悪に怯えなくなることに怯えています。



人は常に変わる可能性のある生き物。



なた豆歯磨き粉の使用感を知ってしまったら二度と安い歯磨き粉には戻れない生き物…



変わることは未知数過ぎて怖いですね。


私という人間は変わらないという約束は絶対出来ないことを思い知りました。


いっそのこと最初から悪人になっていたほうが気持ちが楽な気がします。


ばあちゃん、なた豆歯磨き粉とFANCLの洗顔パウダーだけは許してくれよな。



自分磨きしたほうが体調がいいんだワン…



欲望に溺れるって!すっごくたのちゐね!


キモチーーー!



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