高野素十/鴨渡る明らかにまた明らかに
平井照敏/引鶴の天地を引きてゆきにけり
春の季語/雉(きじ) 雉子(きじ)・きぎす・きぎし・雉のほろろ(雉の鳴き声のこと)・すがね鳥
春の季語/春愁(しゆんしう) 春愁(はるうれひ)・春恨・春怨・春かなし・春思
渡辺千枝子/野火走り神をおそれし日に似たり
中田余瓶/いささかの香をなつかしみ椿餅
田中冬二/山麓は麻播く日なり蕨餅
春の季語/草餅 草の餅・蓬餅・草団子・母子餅
富安風生/海に入ることを急がず春の川
与謝蕪村/春の水山なき国を流れけり
春の季語/鳥曇(とりぐもり) 鳥雲(とりくも)・鳥風(とりかぜ)
清崎敏郎/日がさしてくるはさびしや斑雪山
日光市の永住者(北海道出身)72才 近場の植物定点観察・散歩写真・俳句紹介など 過去に森村誠一賞(写真俳句)受賞