心のマスク1部屋の中に檻(おり)をつくり そこに籠(こも)るすきまから見られても あちらからは見ない独り言なら ひとも自分も傷つかない―と思うのかしら「助けて」と叫ぶこえは 干からびてしまったよう2いちにち笑わないと 眉根の皺(しわ)が ひとすじ増える頬が 口から耳まで こわばっていく心のマスクを いつか はずさないと寝床にはいるまで 独り言ばっかりに なってしまう◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。