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ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

絵日句

 唐津の本の数日ではあったが幸せな日々がくれたものは、精神の安らぎとなんとも、困った腹周りの脂肪である。毎日、腹をつまんでは、これはステーキ、これは鮨、これはうどんと思い出にひたる日々も幸せと言えるのかもしれないが・・・。 普通、思い出は過ぎ去るものである。しかし、ひとたび、体を動かすと、「唐津の思い出」はしっかりと腹を取り囲みながら、ワシに「ぷよぷよ、ぷよよ」と語らうのである。思い出が、話しかけてくるのである。特に通勤のときなぞ、急ぐため走っていると腹もとから、「ぷよぷよ、ステーキおいしかったね。また、伊万里牛をたべぷよぷよ・・」などと、ほざくのである。
 元来、走る行為によって、脂肪は燃焼され腹なんぞは引き締まるものであると言われるが、ワシの場合は、腹に話しかけられうるさいので、歩かざるを得なくなるのである。今日は、会社へ急ぐ都合があり、走ったら、あんまりにもうるさいので腹をどやしたら、通行人に変な目で見られた。腹の野郎、「ハラハラするぜ」なんぞといいやがる。はっと気が付いた時は、腹が喋っているので、慌てて口をパクパクして誤魔化した。人形のいない腹話術師である。
 というわけで、運動もままならず、脂肪の向こうに見える体重計の数字は最高値を保ったままである。さて、食欲も一向に落ちないし、明日は何を食べようかね? 脂肪くん?
(絵はワコムのペンタブレットintios3で描いております、さすが、インティオス、思った通りにうまく書けていますねって言えませんねぇ)

コメント一覧

ホイホイ
減りません
 居心地がいいのか、ぷよちゃんはすっかり居着いています。昼は、カロリー制限をするなどの努力はしているものの、ぷよちゃんには関係ないようであります。アドバイスの通りの結果となりそうです。よろしくお願いします。
生活習慣病予防士
人格
このように対話ができるということは既に贅肉が人格を持っていると思われます。以前、肩に人面瘡ができた人に切除手術を勧めましたが、目と目が合うのでとても出来ないとおっしゃっていました。その人の場合、ある時、気付いたら肩のイボがなくなっていたそうで、その時の喪失感は大変なものでした。貴殿も贅肉と末永くお付き合いなさってください。
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