OPPO Japanは18日、記者会見を開催し、「10倍ズーム搭載のスマートフォン」と「防水・FeliCa対応のスマートフォン」を2019年中に日本市場で発売すると明かしました。

同社のトウ・ウシン社長から「日本の消費者への約束」として発表したもので、10倍ズームスマホと防水FeliCaスマホのほか、新ラインの「Reno」シリーズの製品も日本での投入も約束されました。また、販路拡大やアフターサービスの強化も表明されています。

「『10倍ズームスマホ』と『防水FeliCaスマホ』は『Renoブランド』は同じ製品なのか、それぞれ別の製品として発売されるのか」という質問に対して、トウ社長は「製品の性能など、具体的な内容は適切なタイミングで改めて発表したい」と回答し、明言を避けました。

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■「10倍ズーム」だが「ロスレス」ではない

「10倍ズームスマホ」は、2月末に開催された「MWC19 Barcelona」にあわせて披露されたプロトタイプで、トリプルカメラを採用し、広角16mm~望遠160mmのズーム撮影を可能にします。グローバル市場では4~6月に発売すると案内されています。

なお、この10倍レンズ機構については、2月の発表時は「10倍ロスレスズームカメラ」とされていましたが、今回の発表では「10倍ハイブリッドズームカメラ」という名称に改められています。

その理由についてOPPOでカメラ機能の開発に携わる李龍佳氏は、「2017年に発表した『5倍ロスレスズーム』と比較して、『10倍ズーム』には他の科学的な効果も加わっているため、名称を変更することにした」と説明しました。李氏によると、OPPOでは「ロスレス」について、「1~10倍すべてで800万画素相当の画質を維持すること」という独自の定義を採用しており、その定義に基づいて「10倍ロスレスズーム」という言葉を使っていたとのことです。


▲MWC19 Barcelonaで展示されていた10倍ズームスマートフォン