カズレーザーさんの番組で、ハラスメントの事をやっていましたが、
今の日本人は、なんかハラスメントを勘違いしているように私は思います。
物事をはっきり言うのが基本の欧米人が、人種差別も含めて、
それを規制する為に、作った言葉だと思うんです。
日本人は、もともと、ある程度は自分を抑えて、
相手の事を慮り話す文化が有る。
それを、変に、何でも欧米風にするのが正しいと勘違いして、
文化の背景を考えずに取り入れてしまった。
その上、「お客様は神様です」の言葉をそのまま信じてしまい使いだした。
本来、この言葉は、商売人の便宜上の言葉で、普通の人が使う言葉ではない。
商売の基本として、客を持ち上げて、気持ち良くさせて、
お金を使わす為の作戦です。
それこそ、この言葉は関西ローカルだけで使われていた言葉だったはずです。
昔は、関西以外、東京などでは、
こんな、へりくだった、わざとらしい言葉は嫌われていました。
下手すりゃ、「文句があるんなら、買うな」という感じでした。
それが、バブルが弾けてから景気が悪くなり、大阪が弱くなってから、
資本力が有る東京の企業が大阪に入ってきて、
大阪の値切り商売を真似て、商売をやり出した。
それまでは、東京人は、大阪人の値切るのを下品だと、
とことん嫌っていたのに、真似をしだした。
その結果、大阪的な商売が全国標準になり、言葉だけが使われてしまい、
客を持ち上げるのが当たり前になった。
特に私が、ダメだと思ったのが、病院まで、商売けを出して、
患者を、様付けするようになり、医師と患者の立場が逆転してしまった。
それ以降、ボケかけた中高年に、それが刷り込まれてしまい、
どこでも、「私は神様なんだから、下々のお前らは、何でも言う事をきけ」
になってしまい、あっちこっちでトラブルが起こっています。
そして、その基準が下の年代にも広がっていってしまい。
誰もかれもが、神様になり、本当の意味での八百万の神になりました。
しかし現実社会では、しっかり色んなヒエラルキーが存在したままですから、
勘違いも甚だしい。
それが、そのヒエラルキーを理解できない、知識力の弱い人ほど、
文字通りの、裸の王様になってしまい、またそれに気付かない。
そんな人間に、ハラスメントなんて、最強呪文のような言葉を、
覚えさせてしまったもんだから、そこら中で使いだし、
ケンシロウ対ラオウの最強対決みたいな事がそこら中で起こって、
日本中の町や組織が、蹂躙され、壊滅状態です。
まあ確かに、昭和の人間の酒飲み共の理不尽を、全身で浴びて来た私は、
ザマアミロと思うんですが、今は逆に、気を使い過ぎて、
コミュニケーションが、トンチンカン状態になり、
知識力の弱い人ほど、自分でも何を言っているのか分からなくなっています。
石丸さんのインタビューのように、聞いている意図が伝わらなくて、
小さい子供のように、勝手に逆切れしているように思えます。
その石丸さんを、サイコやブラックなんて言っているんですから、
そりゃ、会社の中間管理職は、上下のサイコに挟まれて、
やってられないでしょうね。
今では、例え20代の人でも、10代の子らにハラスメントと、
言われかねないから、気を使っているみたいです。
もうこれから、日本人同士でも話す時は、AI翻訳で、
ハラスメント防止アプリの入った機械を使い、
会話するのが標準になるのではないでしょうか。
そうなったら逆に思いっきり、どれだけ罵詈雑言を言っても、
とっても、お優しい、ご丁寧な、尊敬語、謙譲語に変換されるので安心です。
これから、日本人の日本語専用のポケトークのような、
AI翻訳機が流行るでしょう。
神戸の昭和世代の古典の、お下劣、お下品、おバカ下町言葉を、
これまで封印してきた私としては、言葉の超人ハルクのように、
怒りまくり、ドツキ倒す感じで、トークバトルのように韻も踏まず、
口角泡を飛ばし、怒髪天を衝いても、穏やかーに、
私の敬愛する、「あら、まあ、そうざあますのよ、ホホホホホ」のような、
山の手の奥様言葉に変換して欲しいものです。
これが出来れば、私の慢性疾患のストレスも全て吹き飛び、
危ない健康食品も飲まず、しんどい運動もせずとも、
100歳まで生きて、「トットト死に去らせ ! 」と言われる、
意地悪ジイさんになれるでしょう。
早く作って欲しいものです。