とっても、おいしゅうございました。
息子が小学校でサッカーしている頃、
私は毎日曜日、息子のサッカーの試合にワンボックスの車で、
試合をする学校や、サッカー場に送り迎えをしていました。
そこに、父兄の皆さんの小さなお子さんも一緒に連れて来ていて、
ご両親が、子供の試合に夢中になっている間は、
小さな子供達はほったらかしになるので、
いつも私が、その子供達の面倒を見ていました。
或る小学校に行った時、その小学校は、すぐ、裏が山で、
他に行く所がないので、山道を少しだけ登ると、
そこは、落ち葉がいっぱい有り、子供達を落ち葉の滑り台で、
ずっと遊ばせていました。
これなら、小さい子も誰でもできるし、幅が有るので、
順番待ちとかをしなくていいし、危険もないので、
見える範囲にいる限り、安心です。
寒い時期でもあり、服も着込んでいるし、あんまり汗もかかないし、
虫もいないし、落ち葉では、ほとんど汚れないし、
お母さん方に、後で怒られません。
子供達は、ずっとやっていると、ちょっと場所を変えたり、斜めに滑ったり、
助走をつけて滑ったり、何人かで、ムカデになって滑ったり、
いろんな工夫をするようになります。
たまに、私も一緒になって滑っていました。
サッカーをやっているグラウンドの、すぐ後ろなので、安心なんですが、
あまりにも調子に乗ってくると、ワーワー、キャーキャーと叫び出し、
試合の邪魔になるみたいで、私が嫁に怒られました。
なんでやねん!
3才から6才までの子供を何時間も、
4人も5人も面倒見るのは大変なんやぞ !
と、言いたい言葉を、グッと飲み込み、本来の下僕に戻り、
口から出てきたのは、
「失礼つかまつりました、ご主人様の仰せの通りに。」デス。
そして、右手を後ろに回し、一番長い指を立てながら。
GO TO H〇LL ! KISS MY A〇〇 ! MATHER F〇〇〇〇 !
〇の所は、ご自由に文字を入れて下さい。
と私の知っているハリウッド用語を、
心の中で、デスボイスで叫んでいました。
情けない。