われわれは、直近15秒間に見た映像を「平均化」して知覚する
アバディーン大学およびカリフォルニア大学バークレー校の
研究者たちによる新たな論文です。
「今回新たに発見された、目で何かを見るときに生じる錯覚」
について述べている。
この錯覚は、時間の経過に合わせて我々の視覚情報を
安定的に保つために役立っているという。
「実際に目で見た断片的な映像を一つひとつ分析するのではなく、
過ぎ去った15秒間に見た映像を平均化し、
それをある瞬間に見たものと知覚しているのです」。
という事で、15秒前に目で見た物を勝手に作り変えて、
脳で理解しているらしい。
最近、量子物理学の二重スリット問題でも同じような事を言っています。
直接関係あるかは分かりませんが、人間の脳は、
目ゃ耳や鼻、皮膚感覚の膨大な情報を理解しやすいように、
無意識に、適当に省いたり補正したりして加工しています。
そういう意味でも、人間が感じ取っているものは、
主観まみれで、言いようによっては、嘘だらけです。
他人と同じ物を見ていても、見え方が全く違うのは当たり前の事で、
科学者が言う「100%は100%無い」は当然の事なのです。
他人が言っている赤い色が、果たして同じ赤い色なのか怪しい。
それを、すり合わせる為に、機械で測定し、数値化するのです。
日本では、その数値までも気分で変えてしまい、
赤が青になっていても、OKになってしまうんですから、凄い錯覚です。
しかし、15秒遅れというのは、多分、情報処理をし、
脳に記憶するまでの時間と思います。
現実に15秒も遅れていたら、そこら中で事故だらけ、
とっくの昔に人類は絶滅していたでしょう。
人間の感覚器は、入って来る情報を全てそのまま受け取っているみたいです。
そのまま全部、脳に入力してしまうと、多過ぎてパンクしてしまうから、
適当にフィルターをかけるようになった。
それは、進化するに従って安全になって行き、
サバイバルする為の情報が、そこまで必要でなくなり、
必要な情報だけ取捨選択して、脳を使うようになった。
だから本当に情報を省かない状況になると、野生の時と同じく、
生き残る為に、常に火事場の糞力が出る。
目も、人間の一般的に言われている可視光線の幅よりも、
本当は他の動物並みに見えているが、そこまで必要ないので、
脳で幅を狭くしているらしい。
耳も同じく、低音から超高音まで聞こえているが、脳でカットしている。
だからたまに、そのフィルターの制限が、
弱くなっているか無くなっている人が現れて超人と言っている。
逆にそういう人を、もしかして障害者扱いしているのかもしれない。
だから、人間の能力の、本当は、まだまだ分からない事だらけで、
現在は、その能力を無理矢理押さえ込んでいるのかもしれない。
特に日本社会は、それをやり過ぎて、今の楽を取り過ぎ、
滅んで行く方向に進化しているのかもしれない。
だから、野生としての欲望の我慢の仕過ぎがストレスとなって、
自分より弱い者に向かっていくか、自分自身に向かっている。
もっと、皆さん安全に、野生を開放してみてはどうでしょう。
本来、柔道はそういう為のものです。
楽をすればするほど、野生の本能の部分のストレスが溜まる。
いい方に行けば、皆さん大好き天才くんだし、
悪い方に行けば、ただの殺し合いです。