「算数から勉強をやり直して、どうにか東大に入れた今になって感じるのは、『こんなに世界が違って見えるようになる勉強はほかにない』ということです」
算数を小学生からやり直して、東大に入った人の本の抜粋です。
「352 - 97」という計算式を、みなさんはどう計算しますか?
という問いが有ります。
352から100を引いて3を足すを書いています。
こんなやり方は、ちょっとしたテクニックであり、
先生なり大人が、ちょこっと教えりゃいいだけでしょう。
実はそういう人の特徴として挙げられるのが、「面倒くさがり」だから、
このような最短の計算の仕方を考えているんだそうです。
本来、要領のいい人間てそんなもんでしょう。
大学に入る為の勉強は、入試の為のテクニックを、
どれだけ無駄なく暗記したかでしかないと思いますけどね。
今の時代は、いくらでも勉強できるツールが有り、
逆に、勉強出来ない言い訳の方が、頭を使うんじゃないでしょうか。
そりゃ、いい大学を出れば、いい事も有るでしょうが、
真面目にサラリーマンをやっても、東京じゃ家も買えない、子供も作れない。
お金を儲けるのなら、ネットを使って適当でええ加減な情報を流せば、
いくらでも、釣られる人間がいて、お金を落としてくれるんですから、
サラリーマンなんかしなくても、とっても楽ちんで、いい時代です。
実際、その最たる例が、今回の東京都知事選です。
立候補者が50人ほども出て来るのは、YouTubeで配信すれば、
それがお金になるからでしょう。
東京以外の地方都市で立候補しても、
そんなにコスパは良くないので出ても無駄。
日本は、昭和の社会構造を未だにやっていて、
安い労働者で安くていい物を作って物を売るをやっている。
もうそのやり方は、古過ぎて、コスパが悪くなっているのに止めない。
そんな中小企業が未だに、たくさん有り、同じ事を、ずっと続けて、
儲からん、儲からんと言っている社長さん達。
それでも、それを止めない言い訳が、「雇用を守らなあかん」で、
自分の、能力の無さを社員に押し付けている。
雇用は、すでに守る必要は無くなっているのにも係わらず、
まだ、こんな事を、ほざいている社長がいる。
はっきり言って、足し算引き算も出来ない人間が社長をやっている。
私は、こんな社長どもを、いっぱい見てきました。
このようになったのは、社長のせいではなく、
安芸高田市の市民と同じで、そんな議員をいつまでも選んでいるように、
会社を選んでいるからです。
今の若い人は、それに気が付いて、どんどん辞めていく。
しかし、そこには、しっかりとした打算が無いから、
ただただ、右往左往しているだけで、結局、ババ掴みをしている。
もっと要領のいい算数の勉強をしてきていないから、損をしてしまう。
大人に対して真面目で正直で良い子が、いい思いが出来たのは、
たまたまの昭和の高度成長期が有ったからです。
あの時代は、馬鹿な大人の言いなりになっているだけで、
それなりにいい思いができました。
しかし、あの時代は、あくまで、たまたまです。
そういう、たまたまのラッキーでしかないのを、
いつまでも続くなんて思っている事が、
おかしいと気が付かない結果、そこらじゅうで齟齬が起こり、
皆さん、老若男女、トンチンカン、チンプンカンプン、になっている。
もうすでに、日本型社会共産全体主義は破綻しています。
どうしても、全体主義に固執するのなら、AI独裁全体主義国家になれば、
まだ、多少理想に近づくかもしれませんが、それでも、
支配層と被支配層に分かれるでしょうね。
難しい数学をする必要はありませんが、客観的に俯瞰して、
トータルの損得ぐらいの算数はできるようにしましょう。
その時だけの主観ではラッキーは続かず、必ず、ババを踏みます。