問題となったのは女性医師が、グアムでの「解剖実習」の様子として、献体の前でピースサインをした写真をブログでアップした件。
どこかの議員さんが、エッフェル塔の前で、ピースしたのより酷いですね。
倫理感が、どこかにぶっ飛んでいます。
削除して、謝罪したそうですか、それで済む問題でしょうか。
逆の立場だったらと、想像できないのでしょうね、
たぶん献体がおかねに見えたのでしょう。
もし、そう思っていても、外にバラしたらまずいぐらい、
分からなかったのでしょうか、
それどころか、みんなに自慢したかったのでしょう、
人間と深く関わって来ないまま、医師になってしまった、
子供を医学部に入れただけで、どや顔をしている親を持ち上げる風潮が有る。
私達の学生の時は、医者になるのは、後継ぎか、
よほど崇高な志を持った人間以外、あんなしんどくて、
責任の重い仕事は、やりたくないと思っていました。
それが、いつの間にか、お金持ちになれる事が分かり、志す人が増えてきた。
同級生も二人医学部に行き、一人は後継ぎで、もう一人はおかねでした。
どちらも、とんでもなく優秀で、トップクラスの大学に入りました。
私は、高校までの学生生活は、人生の中での唯一無二だと思います。
その短い期間を、どれだけ充実させるかで、それ以降の大人になってからの、
人生の生き方、考え方、楽しみ方が決まると思います。
勉強に打ち込むのも悪くはないですが、スポーツも含め、
人とどれだけ関わるかで、それ以降の社会での生き方が決まって来る。
だからこそ、一番身近で最初の大人である親の、
子供とのコミュニケーションの取り方が重要だと思います。
子供は、親の真似から始まり、親との会話で鍛えられる。
スマホやテレビ、ゲームだけでは、言葉のキャッチボールが出来ない。
生の人間だからこそ、常に変化し、思う通りにはならない。
だからこそ、常に考え続けないといけないから、頭を使い賢くなる。
教科書とか本は、変化はしなくて、一方通行です。
それを学校での勉強に使うのなら、先生も含め、
みんなで、いろんな意見を言い合ってこそ役に立つ。
それなのに、日本の教育は、無理矢理、答えを統一させて、
教える方が楽しようとした結果、変化に対応できない大人を作り、
一人一人が大企業病になっていると思います。
しっかりとした、馬鹿の一つ覚えの大集合です。
その究極の結果が、人間を人間として見ないし、おかねもちを自慢したい、
自己顕示欲の塊になってしまったのでしょう。
そういう価値基準しか持てない人間を作ってしまった大人が悪いのであって、
本人は、分からないまま批判されているだけに、気の毒です。
しかし、今の日本は、そんな人間だらけになってしまった。
これからは、AIに、人間とは、倫理感とはを、
教えてもらわなくてはいけない時代が来るでしょう。
情けない話しです。