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楽しくいきましょう、神戸 大阪

神戸の洋食屋と中華料理屋さん

上の写真は、豚カツの、かつくらさんの、

ヒレカツとカニクリームコロッケのセットです。

以前にも書いたかもしれませんが、自分で言うのもなんですが、

私は、異常なほどカニクリームコロッケが好きです。

いろんな所のを食べてきました。

子供の頃に、まだ洋食屋なんて珍しかった時代に、

三ノ宮のトアロードに有った、ブーンという名前の洋食屋さんで、

初めて連れて行かれて食べたカニクリームコロッケが、

美味しすぎて衝撃を受けました。

そこの店は今は無くなったのですが、

外国航路の客船で働いていたシェフがやっているお店でした。

そのせいか、今では少なくなりましたが、

フォークやナイフが銀食器でした。

外人さんが使う銀食器でしたので、大きくて重い。

子供には扱いづらかったです。

銀食器はよく磨いたらピカピカになります。

それに、まめに磨いていないと、酸化して黒くなってきます。

昔は、毒が入っていないか確かめる為に銀食器を使ったとも言われています。

その店の、ウエイターさんのおじさんも、

シェフと一緒に船で働いていたらしく、いつもピシッと蝶ネクタイをしていて

すごく動きに卒がなく、笑顔が素敵でした。

これぞプロフェッショナルという感じで、リーズナブルなのに、

とっても高級感がありました。

私と弟は連れて行ってもらうと、片っ端から何もかも食べつくし、

お皿がピカピカなるまで食べていたので、

そのおじさんにはとても喜ばれていました。

そのせいか、私達が行くと、予約もしていないのに、

外で並んでいても、予約席に入れてくれるようになりました。

今では、普通になりましたが、グラタンもドリアも、

あの店で食べたのが初めてでした。

溶けるチーズや、ホワイトソースなんて見た事もなかった時代です。

頭の付いている大きいエビフライを見た時は、

感動というよりも、どうやって、衣を着せたんやと不思議でした。

私には、タートルネックのセーターにしか見えませんでした。

その時に、海老は頭も食べれるし、美味しいというのを教えてもらい、

それ以来、頭から尻尾まで全て食べています。

ちょっと固いですが、ずっと噛み続けていると、バラバラになり、

旨味も出てきて、食感も楽しいです。

野菜でもそうですが、本当は、端っこが美味しい。

味が濃い、その分、苦みや渋みが有りますが、長く噛んでいると、

唾液と混じり合ってきて、段々と旨味に変化してきます。

現代は、それが待てないんでしょうね。

だから、噛まなくて流し込むような食べ方になっているのでしょう。

そっちの方が私には損をしているように思いますが、どうでしょう。

子供の時は、空腹の方が勝っているから分からないではないですが、

時間に余裕が出てきたら、作る人の腕も価値が有るのは分かりますが

素材を噛みしめて、ゆっくり味わうのも楽しいんじゃないかと思います。

後、阪神大震災の前まで有ったお気に入りの店が何軒も閉めてしまいました

その中に、絶品のカニクリームコロッケを作る洋食屋さんが有って、

そこ以上のは食べた事が無いです。

衣が究極に薄くて、その上中のベシャメルソースも、超柔らかい、

だから、お皿に乗っていても、スライム状で、でろーと延びている。

どうやって揚げたんだし、どうやって皿に乗せたです。

究極に中のルーだけを楽しんでもらう為に、そうなったみたいです。

中身は、蟹身なんてほぼ入っていなく、その代わり、

蟹の出汁がしっかり入っていて、旨味たっぷりです。

食べても、上にかかっている薄めのグレービーソースと混ざって、

最高の組み合わせです、これこそ、ほぼ飲み物です。

もう二度と食べられないのかなー。

もう一つ、これも阪神大震災で閉めてしまった中華料理屋さん。

阪急三ノ宮駅のすぐ北側の路地を入った所に有ったお店で、

そこの芙蓉蟹(フーヨーハイ) かに玉が絶品で、

普通は、でかい一枚の卵焼きですが、そこで作るのは、

小さい目のが3枚なんです。

いっつもカウンター越しに作っているのを見ていましたが、

その手際の凄い事ったら、ありゃしない。

思わず東京弁になっちまいました、ちょっと古いか ?

卵も含めた具材を一気に中華鍋に入れてしまい、

そこから固まってしまう少し前に具材を鍋の中で3つに均等に分けて、

端っこが少し焦げかけた状態になると皿に盛る。

たけのこがちょっと淵からはみ出ていて、端っこから食べると、

卵の焦げかけと相まって香ばしく歯ごたえが有って、もっと

食べ進めて行くと、真ん中あたりでは、ふわっとした柔らかさの中に

卵の匂いが漂ってきます、そんなに分厚くないから、卵々していない。

なのに、少ししか入っていない蟹などの具材が、

適当にいい主張をしています。

蟹でもなく、卵でもなく、一つの料理として完成していました。

今でも口の中に、見た目、食感、匂い、味が蘇ってきます。

あれこそ熟練の技によるんでしょうね。

また、食べたーい、しかし、食べれなーい、悲しー い !

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