西海橋から車を走らせ、長崎に到着したら、まずは平和公園へ。
「神の愛と仏の慈悲」を象徴している平和祈念像。
天を指した右手は「原爆の脅威」を、水平に伸ばした左手は「平和」を、軽く閉じた瞼は原爆犠牲者の冥福を祈る」という想いがこめられているのだそうです。
8月9日、長崎原爆の日に毎年テレビに映し出される見なれた像ですが、実際に目の前に立って見上げると、いろいろな思いがこみ上げてきます。
朝食抜きでふらふらだったんですが、この後すぐに中華街でちゃんぽんを食べる予定だったので、とりあえず公園内の「被爆者の店」で角煮まん(320円)を
購入して、すこしお腹を落ち着かせました。
「あのようなむごい原子爆弾が、再びこの地球で炸裂しないためにも、この鐘を鳴らし続けて恒久平和の確立を世界の人々に訴えるため」
に建立された長崎の鐘。
「水を」「水を」とうめきながら亡くなられた方々の霊に水をささげる平和の泉。
翼をひろげたような形の噴水に、きれいな虹がかかっていました。
原爆落下中心地地区にある「原爆落下中心地碑」(左)と 「旧浦上天主堂遺壁 」。
人類史上初の原子爆弾が投下された場所です。
原爆によって崩れ落ちた、旧浦上天主堂の遺壁が移築されています。
被爆当時の地層も保存されていました。
熱で焼け焦げた土の中に、瓦・レンガ・熱で溶けたガラスなどが見られます。
想像を絶するような、被爆当時の悲惨な状況を思うと、心が痛み、目をふせたくなります。
平和を願わない人間なんて世の中にいない筈なのに、現在も世界のどこかで戦争や紛争が起きています。
いろいろな思いが交錯した平和公園でした。
この後、長崎中華街で昼食です。
つづく・・・
【3泊4日欲張り九州旅行記】
「Cafe La Ruche(カフェ・ラ・リューシュ)」(湯布院)