パソコンはEndeavor AT920Cでスリムタイプのデスクトップです。
まず状況確認で、電源スイッチを入れてみると・・・全く通電する気配がありません。パソコンまではAC100V問題なくきています。
内部を開けてみました。
まず目についたのは、CPUのヒートシンク近くの電解コンデンサーの液漏れです。どうしても熱を持つヒートシンクの近くのコンデンサーは故障しやすいですね。
さらに、よくみると・・・チップセットのヒートシンクを固定している2本のバネの片方ずつが、とれてしまっています。アンカーというバネを固定する金具、半田付けでとめてあるのですが、2個とれてしまっています。パソコンをお預かりしました。
コンデンサーは、同仕様のものも今後液漏れ(故障)の可能性があるので、6個交換しました。
とれていたアンカーは、半田付けしました。半田ランドが小さくてバネの力に負けてしまうのでしょうね。しっかり半田付けし、さらにバネの力を少し弱くしておきました。
このヒートシンクの脱落というか、アンカーが取れてしまう現象は、DELLの一部のデスクトップパソコンでも起きるのですが、DELLの場合は、アンカーがとれてしまうと、ヒートシンクが異常云々のメッセージを表示してくれます。
今回全く電源が入らなかったのが、CPUの電源回路の電解コンデンサーの故障が原因なのか、チップセットのヒートシンク固定のバネが外れてしまったのが原因なのかは、はっきりしませんが、無事に通電しWindowsが起動・動作しました。
無事に起動
全く電源が入らなくなってしまい諦めていたパソコンが復活して喜んでいただけました。
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