会社で使っているiMacで作業していたら突然電源が入らなくなってしまったそうです。今日中に送らないといけない図面データがあり、困っているとのことでした。
初代iMacはCRTディスプレィの一体型パソコンで、分解がうまくできるかわからないと伝えたのですが・・・他のサポート会社ではMacはやっていません、ということで全て断られてしまった。なんとかなりませんか・・・ととっても困っていらっしゃるようだったので、とりあえず事務所へ持ってきていただきました。
初代iMacネットで初代iMacの分解の方法のページを見つけて印刷しておきました。
電源を入れてみると・・・確かに数秒すると電源が落ちてしまいます。
もし電源ユニットの部品故障であったとしても、CTRディスプレィの高電圧回路もあり、すぐに直せる保証はないことをお伝えしました。
お客様個人でも、同じiMacを持っているとのことをお聞きしたので、もし電源ユニットの修理がその場で不可能であれば、個人のiMacのハードディスクと交換することも提案させていただきました。
とりあえず故障したiMacを分解し、なんとか電源ユニットというか、電源基板にたどり着きました。CRT用の高圧回路も含まれているので、大型の部品もあります。目視では特に異常が確認される部品はありませんでした。回路をあたってチェックしている時間はないとのことでしたので・・・ご自宅に戻り、個人のiMacを持ってきていただき、仕事用のiMacのハードディスクを載せ替えることにしました。
幸いご自宅も近くでしたので、持ってきたiMacのハードディスクを取り出して、仕事用のiMacのハードディスクに交換しました。
電源を入れると・・・無事に起動し、作成途中のデータも無事に読み出すことができました。
お客様が、個人的にもiMacを持っていらしゃったので、なんとかなりました。
会社へ戻られて、数時間後にお電話があり・・・無事に図面データを送ることができました・・・とのご連絡をいただきました。よかったですね。
