メモリーはメーカーでは最大1GB（512MB×２）となっていましたが、メモリーメーカーでは2GBまで確認済とのことでしたので、デュアル用の同一ロットのメモリー2GB（1GB×２）を用意しました。Windows7だと少なくともメモリーは2GBは必要です。
予めデータは取り出しておき、Windows7をインストール･･･そのあとのWindows Updateが項数が多くて毎回大変です。
問題となるのは、ドライバー関係です。元々のXPのドライバーで動くものもありますし、アップデートで更新できるものもあります。
最後まで残ったのがグラフィックドライバーでした。
T-90KはIntel 82865Gを使用しているのですが･･･Intelのサイトを探してもWindows7用のドライバーはありません。
元々入っていたドライバーのバージョン6.14.10.3865だと、再起動するたびにドライバーのインストール画面が表示されて、インストールが始まってしまいます。
これでは不便なので･･･Intelのサイトで最新版（といってもXP用ですが）の6.14.10.4396を見つけ、インストールしてみました。
今度は再起動しても問題ありません。これでOK！と思いいろいろ動作確認をしていると･･･DVDビデオの再生を行うとMedia Playerが起動してきて、暫くするとブルーバック画面になってしまいます。エラーコードは0x0000007Fです。
データDVDやCDは正常に読めるのですが、DVDのビデオ再生になるとかならずブルーバックになってしまいます。Youtubeなどのネットワークの動画再生は問題ありません。
エラーコードは0x0000007Fの原因について、ネットで調べるといろいろな原因がある様で、その対応も多種です。
これを1つずつ試すのも大変です。
メモリーを2GBにしたのが原因かもしれないと思い、元の1GBに戻しても状況は全く変わりません→また2GBに戻しました。
他の再生ソフトでも試してみましたが、はやり再生画面になると･･･ブルーバックになってしまいます。
一番怪しいそうなのは、グラフィックドライバーなのですが･･･なんせWindows7用というのが公開されていません。
試しにVGAの標準グラフィックドライバーにすると･･･問題なくDVDビデオが再生できます。やはりグラフィックドライバーの問題みたいです。
いろいろネットで探していると･･･DellのサイトでOptiPlex - GX270（WindowsXP)用で、82865Gのドライバーが提供されていました。ちなみにこちら
バージョンが先ほどのIntelの4396より新しい4544となっています。もちろんXP用であること、DELLのOptiPlex - GX270用なのでうまくインストールできない可能性もありますが、試してみました。
ダウンロードした圧縮ファイルを、適当なフォルダーに解凍します。するとsetupというアプリケーションがあるので、このファイルを右クリックー「プロパティ」を選択し、上部の「互換性」タブをクリックします。
「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックをつけて、「WindowsXP（ServicePack3)を選んでおきます。
特権レベルの「管理者としてこのプログラムを実行する」にもチェックを付けて、「適用」－「OK」をクリックします。
これでsetupをダブルクリックして実行･･･FMVでも実行することができ、グラフィックドライバーのバージョンが6.14.10.4544になりました。
もともとXP用なのであまり期待していなかったのですが、新しいバージョンでDVDビデオを再生してみると･･･無事に問題なく再生できました。データーDVD、音楽CDなども試してみましたが大丈夫でした。
この4544というバージョンだとWindows7でも問題なく動作するみたいです。
ただし、この対応については、他の機種で有効かどうかはわかりませんので、参考にされるかたは自己責任でお願いします。
グラフィック関連なので、トラブルが発生した場合は、画面が真っ黒のままで何も表示されない･･･というような現象が起きることもあります。
XP（特に古いXP機種）からWindows7というと、Vistaを飛び越して2世代進むので･･･アプリが対応していなかったり、ドライバーが提供されていなかったりで、結構苦労することがあります。Microsoftは、もうWindows10しか眼中にないみたいな感じですが･･･まだXP機も活躍していることを忘れないで欲しいです。
