その中の1台のパソコンは、Win2000でしたが、他のパソコンと比べて明らかにインターネットの表示の時間が遅い(数分かかる)状態でした。
回線は光回線ですが、どう考えても遅すぎます

インターネット閲覧以外の他のソフトは、特に遅い感じはしません。
もしやと思い、インターネット一時ファイルを削除してみました。一時ファイルのサイズが大きいようで結構削除に時間がかかりました。
削除が終わってから、再度インターネットでサイトを見てみると・・・速い

念のため一時ファイルのサイズ設定を確認してみると・・・なんと1GBになっていました。またまたビックリ!
インターネット一時ファイルには、以前表示したWebページの情報が保存されています。この一時ファイルを使用すると、ページを閲覧するたびに全ての情報をサイトから読み込むのではなく、変更された情報のみをサイトから読み込みます。
そのため、サイトから新たに読み込む情報を減らすことができ、インターネットの画面を速く表示することができます。
しかし・・・これは、ダイアルアップ回線やISDN回線などの低速回線では、効果がありました。
インターネット一時ファイルのサイズ設定が大きいと、膨大な量の一時ファイルが保存されています。そうすると、ページを閲覧した際に、一時ファイル内の情報を検索するだけでも、大変な時間がかかってしまいます。特に低スペックのパソコンでは、そのためにインターネットの表示が遅くなります。
今回の場合、インターネット一時ファイルを削除したことにより、一時ファイル内の情報を検索する時間が短くなり、表示が速くなったと考えられます。
ADSLや光回線などの高速回線では、一時ファイルの情報を検索しているよりも、サイトから読み込んだ方が速いのです。
もし、最近インターネットの表示が遅くなったと感じる場合は、以下のようなことを試してみてください。ただし高速回線であることが前提です。(IEの場合)
1.IEの「ツール」-「インターネットオプション」-「全般」-閲覧の履歴「削除」-インターネット一時ファイル「ファイルの削除」を選択します。
ファイルの削除には、数分かかることがあります。削除後に、IEで、インターネット閲覧をしてみます。これで、表示が速くなったのであれば、一時ファイルの情報のサイズが大きいことが、原因と判断できます。
(表示速度が変わらない場合は、他に原因があると思われます)
2.表示が速くなった場合は、インターネット一時ファイルのサイズを小さくするように以下設定を行ないます。
1.の閲覧の履歴「設定」を選択し、インターネット一時ファイルの「使用するディスク領域」の値を小さくします。
3.さらに念を入れる場合は・・・「ツール」-「インターネットオプション」-「詳細設定」の画面から、「ブラウザを閉じた時「Temporary Internet Files」フォルダを空にする」にチェックを入れます。
必ず効果があるとは限りませんが、インターネット表示が遅くなった場合の原因の切り分けとして試してみるのもいいかもしれません。ただし自己責任でお願いします。
