お伺いしてパソコンを確認してみると・・・初期のVista機でした。ディスクの空き容量は、Cドライブはトータル65GBのうち、18GB空いていました。
18GBのディスクの空き容量があれば、動作には影響しません。
よく、写真がいっぱいになると動作が遅くなりますか?と尋ねられることがありますが・・・Cドライブの空き容量が1GBを切ると、動作が遅くなりますが、それ以上の空き容量が確保されている場合は、写真をたくさん保存したことによる影響は考えられません。
ディスクのチェックをしてみましたが、セクターエラーなどの異常は確認できませんでした。
初期のVista機なので、CPUが非力であること、メモリー搭載容量が1GBで少ないことなどから、これくらいの動作速度は仕方ないと思われました。
他のお客様のところでも、Vista機をお使いのお客様は、みなさん・・・「動作が遅い」とおっしゃいますが、パソコンのハード的なスペックと最近のソフトが要求するスペックに開きができてしまっているのも、原因の一つです。
お客様には、VistaのMicrosoftサポートが4月11日(日本時間12日)で終了することをお伝えし
・新しいOSのパソコンに乗り換える
・今のパソコンをメモリ増設して、Windows7にアップグレードする
・ネットの使用をやめて、そのままVistaで使い続ける
などをご説明して、今後どうするか検討いただくことになりました。
時々勘違いをしているお客様がいて、VistaのMicrosoftサポートが終了したら、パソコンが使えなくなるのですか?・・・という質問をうけることがあります。
もちろん、4月11日が過ぎても、Vistaパソコンは今まで通りに起動しますし、動作、使用できます。ただ、サポートが終了してしまうとMicrosoftから「更新プログラム」が提供されなくなってしまうため、ウィルスやマルウェアに感染しやすくなってしまいます。セキュリティソフトが入っていても、大元のOS(Vista)がセキュリティ的に弱くなりますので、ウィルスやマルウェアを防げない可能性が高くなります。
また、将来的にはいろいろなソフトやプリンターなどの周辺機器もVistaには対応しなくなっていきます。
しかし、Vistaのサポート終了まであと1ケ月あまりですが・・・XPのサポート終了の時ほど話題になっていないのは、やはりVistaを使っているユーザーが少ないからなのでしょうか?
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