箕面駅→代官所跡→銅鐸出土地→如意輪観音堂→宝珠院→大宮神社跡→医王岩→文化三年道標 →奉納百八十八番道標→如意谷の庚申塔→萱野道分岐の道標→平尾の北向地蔵→箕面駅
金剛・生駒の山並みを遠くに望む緑豊かな山麓に、数多く点在する様々な古蹟・旧跡を訪ねてのウォーキング。
巡礼道には往時の道標が、箕面駅まで案内してくれます。
今日は参加者6人とガイドの人2人で実施しました。注目した史跡ではガイドの人が分かり易く説明して頂き、箕面駅東方面、医王岩への道とその帰りの巡礼道を歩いて、箕面の歴史や自然について認識を新たにする事が出来ました。
次回予定は下記の通りです。
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同窓会箕面ハイキング同好会(粟生方面) 2022年1月7(金)
9時半箕面駅集合9時51分(阪急バス)→10時3分青松園前→10時10分為那都比古神社→帝釈寺→粟生外院の五字神社→善福寺→素盞鳴尊神社→楠木神社→中村の天満宮→間谷の庚申塔と道標→法泉寺→山之口の五字神社→粟生団地12時40分(阪急バス)→箕面駅13時10分
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今日の各所の詳細については下記の通りです。
①代官所跡
旗本の青木氏が所領である牧の荘(平尾、西小路、牧落、桜の4ヶ村)支配のために置いた代官屋敷(平尾役場とも云う)の跡地である。宝持山の山腹にあるが、特にこの場所は屋敷山とも云われた。今は、荼吉尼天の祠がある。これは青木氏が、日頃から信仰する三河の豊川稲荷からご分霊を受けて、屋敷の守護神として祀っていたものである。
②銅鐸出土地
昭和41年、如意谷団地造成現場で、近くに住む本城寿男氏がブルドーザーによって一部破損した銅鐸を発見した。この発見によって、銅鐸は人為的に埋められたものであることが初めて明らかになり、如意谷銅鐸は全国的に有名になった。4世紀頃に猪名川流域に展開していた為奈物部氏が埋納者であろうと考えられている。
③如意輪観音堂
現在の萱野北小学校の場所に、中世には如意輪寺と云う大寺院があったが、応仁年間に兵火で焼亡し、焼け残った観音像は、この如意輪堂で祀られていた。しかし、現在は宝珠院の本堂に移されている。
庭前には保護樹木のヤマモモとクスノキの大木があり、堂の後には如意滝と称する小さな滝があって行場になっていた、今は水が枯れてしまっている。
④宝珠院
如意輪寺が応仁年間に焼失した時に焼け残った子院である。如意輪堂にあった観音像は今はここで祀られている。
⑤大宮神社跡
為那都比古神社の元々の社地である。古くは、比古神・比売神とも、ここで祀られ、神宮寺として大宮寺も作られた。やがて、比古神のみは現在の為那都比古神社の場所に移って、ここでは比売神のみを祀り大婦天王社(大宮神社)と呼ばれた。しかし、明治初期に大宮寺は廃絶して鐘楼と薬師堂のみが残り、さらに明治末期に大宮神社も比古神の為那都比古神社に合祀され、今は何も残っていない。
⑥医王岩
高さ25m、3層に重なった巨石で、人が立っている姿に似ていると云う。古くから、農耕神である大己貴神・少彦名神の影向石として尊崇され、この岩が為那都比古神社の元々のご神体であったとも考えられる。少彦名神は医薬の神でもあるので、仏教の薬師如来と習合して、薬師岩とも呼ばれた。
⑦文化三年道標
巡礼道の脇に立つこの道標は、観音像と「左勝尾寺、右中山」の文字を刻み、文化3年(1806)丹後国兵助とあり、遙か遠い丹後国の人の寄進である。
⑧奉納百八十八番道標
巡礼道の脇に「左ハ中山」と彫った小さな道標があり、「奉納百八十八番」とある。すでに188基の道標を全国的に寄進してきた篤志家によるものである。
⑨如意谷の庚申塔
巡礼道が鍋田川を渡った所に、地蔵など十数体の石仏群があり、その右に如意谷村の庚申塔がある。明治20年に建てられたもので、箕面の庚申塔としては新しいものである。
⑩巡礼道と萱野道の分岐の道標
巡礼道が萱野道と合流する地点に道標がある。正面には「すぐみのを」、裏面に「すぐ京道」とあり、願主は京の中本氏である。
⑪平尾の北向地蔵
巡礼道の脇に北向きに4体の地蔵を祀る地蔵堂が建っており、夜泣き地蔵とも呼ばれる。乳飲み子を残して女房に先立たれた男が、夜泣き地蔵とも呼ばれる。乳飲み子を残して女房に先立たれた男が、
夜になると泣き出す子を背負って歩いているうちに、この地蔵の前に泣き地蔵とも呼ばれる。乳飲み子を残して女房に先立たれた男が、夜になると泣き出す子を背負って歩いているうちに、この地蔵の前に泣き地蔵とも呼ばれる。乳飲み子を残して女房に先立たれた男が、夜になると泣き出す子を背負って歩いているうちに、この地蔵の前に来るとピタリと泣き止んだので、このように呼ぶようになったと云う。この地蔵堂の脇には元禄13年(1700)に立てられた平尾の庚申塔がある。
写真は医王岩です。