JR東日本で活躍していた205系もE231系やE233系の導入で廃車となり、大抵はインドネシア国鉄へ譲渡された。そのため、原型顔の205系が見られるのは、JR西日本奈良線と富士山麓電気鉄道6000系のみになってしまった。そんな中、205系はJR奈良線で元気に活躍している。他方、現在でもJR鶴見線とJR仙石線で205系は活躍しているが、いずれも先頭車化改造された車両なのが特徴である。
今回紹介するのは、吹田総合車両車奈良支所所属205系ナラNE401編成。クハ205-35=モハ205-103=モハ204-103=クハ204-35の4両編成。
奈良駅で普通運用で発車待ちの205系ナラNE401編成。画像1はクハ204-35、画像2はクハ205-35。このクハ2両はJRで最若番車両である。乗務員室扉と前面水色帯下部の2本のオレンジラインが特徴である。
モハ205-103。
モハ204-103。
なお、モハ204-104+モハ205-104は4両編成化に際して廃車となった。先頭車両がなく、余剰となったのが原因である。
*車両概要*
型式→205系
所属→近ナラ(近畿統括本部吹田総合車両所支所支所)
編成→NE401(Tc205-35-M205-103-M'204-103-T'c204-35)
製造日→1986.8.5
製造場所→川崎重工業兵庫工場
特徴
体質改善工事施工車
*撮影日・場所
2023(R5).12.12(火)・JR関西本線奈良