愛知機関区で退役したDE10型3両を見届けたのち、愛知機関区から離れた側線に大宮更新色のEF64型が4重連の状態で止まっているのを発見。いずれも、愛知機関区の区名札や、ナンバープレートと製造銘版は存置していたが、置いてある場所が架線の貼っていない路線で、かつ機関車の塗装が退色しているのと、EF64型に離脱車両がちょくちょく出ていたのもあって、「まさかな…」と思いつつ撮影した。なお、連結していたEF64型は下記の通り。
←岐阜 EF64-1015=同1004*=同1011=同1009 名古屋→
すべて1980(昭和55)年に製造されたEF64型、かつ大宮更新色ある。なお、1004は1エンドと2エンドでほか3両とは逆向きの状態で留置していた。
愛知機関区で4重連で留置中のEF64型4両。前から2両目の車両が1004。
手前は、EF64-1015号機。川崎重工業・富士電機製。かつてはEF65型と同じJR貨物標準色(大宮3色更新)で活躍していた実績がある。
EF64-1004号機。川崎重工業東洋電機製造。
EF64-1011号機。川崎重工業・富士電機製
最後にEF64-1009号機。川崎重工業・富士電機製。架線が干渉して汚らしい画像なのは申し訳ないが、「JRF」ロゴマークは薄くなっていた。なお、この機関車のみ、ほか3両とはクーラーキセの形状が異なる。
このような状態が続いていたが、10月になって4機ともナンバープレートが外されたとtwitterで情報が入った。いずれの機関車も2020年(令和2)年12月まで運用に入っていたのだろう。すでに、JR貨物色のEF64型の全般検査は終了となったので、順次、大宮更新色のEF64型に廃車が生じる。そうなると、今回の留置は検査切れまたは検査を通さずに廃車となる可能性が高い。2022(令和4)年10月現在、JR貨物色大宮更新色のEF64型は、上記4両のほかに1002,1003,1005,1008,1010,1013,1017,1018,1020,1027の10両である。このうち、1002,1003は検査期限が近付いているので、下手すると、今年までか今年度末までの運用になると推察する。国鉄色に変更されたEF64型はまだ安泰だが、余剰で愛知機関区で休車している時があるので油断を許さない状況であると考える。
撮影日・場所…2022(令和4)年7月11日(月)・愛知機関区