新生児や乳幼児のくすりののませ方
水薬
水薬のビンから直接のませずに、
正確に1回量を
スプーンやスポイトなどにとって、
味覚を感じにくい
ほっぺたの内側に流し込んで、
のませましょう。
粉薬
口に水を含ませてからのませましょう。
だんご状にしたり、
ゼリーオブラートやアイスクリームなど
好きな食べ物と一緒にのませるなどの
工夫もしてみてください。
坐薬
坐薬の先に
水やオリーブ油、サラダ油などを付けると、
滑りやすく刺激も弱くなり、
入れやすくなります。
冷蔵庫に保管して固くなった坐薬は、
使う前に室温に戻すと
入れやすくなります。
また、子供が力(りき)むと出てしまうので、
坐薬を入れたら、
少しの間押さえておくのがコツです。
点眼薬(てんがんやく)
仰向けに寝かせ、
保護者の膝や股の間に子供の頭を固定し、
容器の先端が見えないように
軽く目を閉じさせた状態で、
下まぶたを引っ張って点眼してください。
点眼後は、
目頭を押さえるか、
5分間眼をつぶることにより、
薬剤が涙道へ流れることを防げます。
(涙道に流れてしまうと口中が苦く感じる)
なお、
眼を廻まわしたり、
まばたきをすると
涙液と共に流れてしまいます💦
軟薬(なんこう)
チューブの先から直接塗らず、
清潔にした指に
必要な量だけ取り出してください。
薄く塗れば効果が発揮されますので、
ゴシゴシと擦すり込む必要はありません。
かえって皮膚を刺激することになります。
点鼻薬(てんびやく)
噴霧(ふんむ)するのを嫌がる子には、
鼻の入り口に1滴たらして、
上を向かせて鼻の中に入れ、
その後顔を戻し、
余分な液を拭き取ってください。
噴霧ができる場合は、
容器を傾けすぎないように
先端を鼻に入れ、
使用後は容器の先端を
ティッシュペーパーなどで拭いて
清潔にしてください。