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E231系500番代山手線「ジョジョの奇妙な冒険ASBトレイン」【その5】

2013年11月06日 | ジョジョASBトレイン
 さて、ジョジョラッピングと無関係な加工の話ばかり続いてタイトル詐欺状態となっておりますが、皆様ご機嫌如何ばかりでしょうか。今回は屋上のウェザリングの話です。

 事前準備としてクーラーのルーバーにスミ入れします(写真左がスミ入れ後)。タミヤのスミ入れ塗料(ブラック)を使用。あとご覧の通りクーラーが2種類ありますが、ここでASSYパーツも加えて実物通りの組み合わせに交換します。
 ジョジョASBトレイン運転時の東トウ519編成のクーラー配置は下記の通りです。
●AU726A-G3(ファンの開口部が円形)
→1・2・4~6・8・11号車
●AU726B(ファンの開口部が平行四辺形っぽい形)
→3・7・9・10号車

 ホームドア対応で6ドア車を差し替えた増備車と従来車は製造年次の違いから、経年退色の差がハッキリわかります。これを表現するのも兼ねて、7・10号車以外の9両の屋根板にエアブラシでグラデーション塗装します。
 使用したのはMr.カラーで軍艦色1、軍艦色1+グランプリホワイト(1:1)、グランプリホワイトの順に、中心線が一番明るくなるよう吹き幅を狭くするグラデーション。通常より薄い4倍希釈で少しずつ色を重ねるように吹きました。軍艦色1は元の屋根色とのコントラストが小さいので省略しても良かったかも。

ここからはグラデーション塗装しなかった7・10号車を含む全車共通の工程。まず全体に軍艦色1+赤褐色(1:1)を4倍希釈で軽く吹いて、うっすらとした埃汚れをつけます。クーラーやパンタなど外した部品にも同じ処理を忘れずに。
乾燥後、クーラー周りにエアコン使用時の水濡れ表現としてGMカラー35番・ダークグレーを半光沢のまま、写真のように吹きます。本当は面相筆でさらに液垂れなどを書き込んでやれば実感的なんだろうけど、11両にそれをやり切る根気は流石になかったので省略です。

 モハ車のパンタ廻りはMr.カラー40番・ジャーマングレーに微量の赤褐色を混ぜた色で汚し表現。E231系のパンタグラフはカーボンスライダーなので、飛散する汚れは黒いのです。

 汚す範囲は線路方向がクーラーとクーラーの間。クーラーの端面も忘れずに汚しましょう。ただ、汚れはここで意外なほどピタッと止まってる事が多いので、クーラー上面に黒汚れが回らないようにします。枕木方向はほぼパンタ台の内側に収まる幅なので、調子に乗って汚し過ぎないように注意。

 ジョジョトレインが運転された「夏」、太陽のエネルギーとも称される劇中の「波紋」、ワタシ自身が暑い気候が好きなのもあって、そういう要素を作品に凝縮したくて、屋根の塗装はこんなに頑張っちゃいました。太陽と友達になりて~。

 車体!床下!屋根!全部揃えば完成まで一気に突っ走るのみ!というわけで、次回で完成…だと思います。それでは。

<To Be Continued…]||

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