Eiichiro Blog

中年ベーシストの音楽談義と日々の日記。

天使のささやき。

2007-08-25 21:14:53 | Weblog
午前中、ひと雨きたので涼しくなるかなぁ~と思ったら…蒸し暑くなりました。

こんばんわ。Eiichiroです。

財布の中身は数千円…。

今日を逃すと、たぶん年末まで行かないであろう…。

そんな気がして…思い立った午前11時…。

私の向かった先は…

そう…

理髪店…。

落武者ヘアーもそろそろ飽きたので…

(正確に言うと、そろそろ会社から何か言われそうだったので…。)

某激安理髪店へと赴いた。

薄くなった前頭部から頭頂部にかけて…

髪を短くして大丈夫だろうか…。

そんな不安もありつつ、覚悟を決めた。

「髪の毛伸ばしとるから、薄いのが目立つんよ~!」

(訳:髪の毛を伸ばしてるから、薄いのが目立つんだよ~!)

毎日の様に母上に言われ続けた。

理髪店に着くなり、待つこともなく処刑台へと座る…。

私は目が悪い。

メガネをかけたままでの散髪は困難。

メガネを外され、目の前には意味のない鏡が鎮座する。

「思いっきりバッサリやってください!」

毎回このセリフを言っている訳だが、思いっきりやられたことはない。

ジョキ…ジョキ…

バサッ…

ジョキ…ジョキ…

バサッ…バサッ…

BGMは流れていたが、覚えていない。

ここは10分1000円で髪を切ってくれる。

少々、時間をオーバーしても追加料金を請求されることはない。

私のような客は、たぶん嫌われることだろう。

おぼろげに自分の輪郭が鏡越しに変わっていくのが見える。

問題は輪郭ではない…

前頭部から頭頂部なのだ…。

私の視力では確認することはできない。

ひととおり髪を切り終わり、メガネを渡されて…

自分の姿(頭)を見た瞬間…

背筋が凍りついた…。

薄いの…

よりいっそう…

目立ってるやん…。

まるで…

余命を宣告された患者のように…

私の中で…

カウントダウンが始まった…。

その時…

あたかも天使の声が聞こえてきたようだった…。

私のまわりを笑顔の天使が飛びまわりながら囁いた…

「あと、5年だね…。」

家に着くなり母上は…

「おぉっ!サッパリしたね~!」

と、喜んでいた。

髪の毛の薄さの具合は全く触れてこない母上は…

偉大だった…。

明日から夜勤がんばろう…。





コメント (6)
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