えび燿子のひとりごと

日々のなにげない事柄を、いろんな角度でクローズアップして、ボソボソと「ひとりごと」を言っています。  

脳内麻薬(エンドルフィン)

2013年01月30日 22時30分55秒 | 日記
山田太一さん作の舞台「心細い日のサングラス」の感想はまだですが、そのパンフレットの中に山田さんが書かれている文を、少しだけ引用させてもらいます。

誰でも死ぬ直前には圧倒的な幸福感に満たされるという話がある。
人間はあらかじめそのようにプログラミングされているから例外なくそうなるというのである。
激痛に苦しんでいた人も息を引きとる直前には麻薬のようなものが分泌されて苦痛は消え去り、それまでの人生では味わったことがないようなすばらしい恍惚の世界を経験して終るというのである。
体験した人の証言はないのだから、たぶんそうであったらいいなと誰かが思ったのだろう。
若い人にはバカげた気休めに思えるだろうが、老人には悪くない空想である。最後に最高の瞬間が待っていると思えば、死ぬのもいくらか楽しみでさえある。
「万人にとって真なるものは一つもない。ただそれを真と信ずる人に関する限り真なのである」(アンドレ・ジイド)





私も、これが真だと信じたいですね。
脳内麻薬エンドルフィンが出ることを(((o(*゜▽゜*)o)))

死にそうになった人がよく、キレイなお花畑があったとか、昔飼っていた犬が迎えに来たとかあって、それも今まではあの世の入口とか思っていたけれど、そのエンドルフィンかもしれませんね。